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フォルダー

 フォルダーバーとインサイドツリーの表示や動作を設定します。

表示項目

自動で左右スクロール

 カーソルで選択した際に、ラベルが極力表示されるように自動で左右にスクロールします。

線無し

 ツリーの階層を示す線を非表示にします。

行選択

 ツリーの空きエリアもツリーのアイテムとみなし、一行選択になります。

シングルオープン

 ツリーで展開するフォルダーを1つにし、使用していないノードを閉じます。
 このオプションが有効になっているとマウスクリックでの埋め込みリネームの発動ができなくなるので、名前の変更を行う場合は F2 キーを押下してください。
 また、このオプションが有効になっていると、フォルダーの選択時に上下のスクロールが頻繁に発生しますのでご注意ください。

隠しアイテムを表示

 隠し属性を持つアイテムの表示を切り替えます。
 この設定は、ツリーコンポーネントの属性ですので、Super Hidden属性の扱いなどがOSの版によって異なる場合があります。

独自描画を行う(廃止予定設定)

 ツリーを独自描画にします。
 メリットとして以下の項目があります。
・高DPI環境でボタンサイズを拡大表示することによる視認性の向上
・エクスプローラー比で、開閉ボタンの較視認性を向上(配色/サイズ)
・テーマや色分けの制限の撤廃
 OSのダークモードによる干渉、OSのテーマからの干渉などから解放され、フォーカス色等の配色の自由度が大きく向上しています。
・設定の組み合わせ制限の撤廃
 コンポーネントの設定の組み合わせ制限の無視が可能であるため、線あり+1行選択、線あり+三角ボタン表示などが可能になります。
・共有/ショートカット等のエクスプローラーで非表示になったオーバーレイアイコンのサポート
 リストのアイコン取得方法の「属性情報を使う」設定がONになっている必要があります。
・絶対パスタグの表示

 デメリットとして、処理速度の低下は観測できないと思いますが、表示が若干遅くなる場合があります。
 またチップテキストの表示はOSに制御を返しているので、素早く操作すると描画されない場合もあります。
※チップテキストの表示は取得できる座標の仕様が不明で判断ができないため、検討課題として残っております。
 そのため、経過措置として設定で独自描画をOFFにする機能を持たせております。

起動時/タブセット切り替え時にツリーを同期しない(OFFは非推奨)

 この設定がOFFの場合、起動時やタブセット切り替え時に、フォルダーバーやインサイドツリーを当該ディレクトリまで開いた状態にします。
 ただし、ツリーを開閉していく動作は非常に遅く、並列処理が有効にならないので、10タブ以上使用している方や、フォルダーバーを常用している方はONにしておくことを強く推奨します。
 またタブの数以外にも、ネットワークやUSBメディアなど、存在しないパス/失われたパスを復元しようとするとフリーズしているのではないかと思うくらい遅くなることがあり得ます。
 最悪1タブ当たり数分、OSから応答が返ってこないのでずっと待つことになりますので非推奨としています。

行間のピクセル

 ツリーの行間の幅を指定します。
 値を小さくすることでツリーの一覧性を上げたり、値を大きくすることで誤操作を減らすようにしたりといった調整を想定しています。

ツリーに表示する項目

 ツリーの最上位に表示する項目を設定します。
 何も登録されていない場合は、Windows11以外はデスクトップがセットされます。
 Windows11の場合は、通常のデスクトップ以下がとても煩雑な構成に変更されているため、別の構成を用意しております。
 またツリーの構成は、あまり縦に長くスクロールしないように運用すると作業効率が落ちないで済むと思いますので、意識して快適な環境を設定していただければと思います。
OS名GUIDの値補足説明
Windows11以外デスクトップトップルートの「デスクトップ」で、すべてのアイテムの先頭ノードとして構成されたフォルダーです。
Windows11であっても「すべてのフォルダーを表示」が欲しい場合はこちらをご利用ください。
Windows11ダウンロード リストの移動に対してツリーが連動しないようにOSで定義されていますので、そういう動作のものであるとご認識ください。
※連動したい場合は設定によるGUID指定ではなく、「C:\Users\<ユーザー名>\Downloads\」のようなフルパス指定にするとよいでしょう。
おそらくツリーが縦に長く伸びすぎないように、深い階層の表示を行わないようにOS側で調整を行っているものと推察されます。
ちなみにWindows10(22H2)ではツリーの開閉ができませんしが、Windows11(22H2/23H2)だとツリーの開閉が可能です。(おそらくWindows11のバグくさい仕様の一種と思われます)
デスクトップ表示名が通常の「デスクトップ」と同じなため紛らわしいですが、表示内容が異なります。
直訳すると「このPCデスクトップ」というもので、現ユーザーのデスクトップフォルダーのみを表示するものとなります。
PCマイコンピュータなどと呼ばれていたものです。
ネットワークドライブや、ネットワークプレースなどが多く登録されていると、著しく性能が劣化する特徴があるフォルダーです。
Windows10ではデバイスが表示されるため煩雑な印象を受けます。
<ユーザーディレクトリ>Windowsのユーザー情報の格納されたディレクトリです。
プライバシーが気になる場合は非表示にすることを推奨します。
※作者の主観で、あったら便利なので足してます。
ネットワークマイネットワークなどと呼ばれていたもので、ネットワークデバイスを表示します。
表示速度が遅いので、速度を最優先で運用する場合は取り外すことを推奨します。
ごみ箱ファイルを削除した時に移動されるごみ箱です。
※作者の主観で、あったら便利なので足してます。
最近使った項目Windows11の場合、OSの設定で「最近使った項目」を使う設定にしておくと表示されるようになります。
プライバシーが気になる場合や、下記のOSの設定をOFFにしている場合は非表示にすることを推奨します。
※作者の主観で、あったら便利なので足してます。
※Windows10よりも前はフォルダオプションの「最近使用したファイルを表示する」がONである必要があります。
※Windows10はスタートの設定の「スタートメニューまたはタスクバーのジャンプリストと工クスプローラーのクイックアクセスに最近開いた項目を表示する」がONである必要があります。
※Windows11はスタートの設定の「最近開いた項目をスタート、ジャンプリスト、ファイルエクスプローラーに表示する」がONである必要があります。
 追加ボタンを押下すると、実体を持つディレクトリか、OSで定義されたディレクトリが選択できます。
 OSで定義されたディレクトリはとても分かりにくい表記になっているので、試行錯誤していただく必要があります。
 (OSや版によって動作や仕様がコロコロ変わりますし、正式な仕様は非公開になっておりますので詳細な説明は容赦ください)

 リストとの連動は、一覧の上から優先して選択していくので、デスクトップなどのように深い階層を持つものを下位に配置してください。
 この連動動作はコンポーネントの仕様なので変更不能です。

※設定項目数が多すぎたり、応答の遅いフォルダーを追加してしまうと、起動速度の低下を引き起こす場合があります。
※設定数の上限は30個にしています。
※Windows11の設定に関して補足
 作者の属する組織のセキュリティに関する懸念でOneDriveの使用が禁じられているため、初期設定にOneDrive系のフォルダーは追加しておりません。
 必要であればご自身で足してください。

「すべてのフォルダーを表示」のまとめ設定

 上記の「Windows11以外」の初期設定になります。

Windows11用のまとめ設定

 上記の「Windows11用」の初期設定になります。


操作

Enter/左ボタン/中ボタン

 未設定/このフォルダーへ移動/新しいウィンドウで開く/バックグラウンドで開くを選択できます。

アクティブリストとの連動

カーソルキーの移動でフォルダーを開く

 カーソルキーの移動に合わせて、アクティブなリストを移動させます。
 Windows7あたりから、カーソル移動だけではリストへ反映されなくなったので設けられました。

反応速度

 カーソルキーの移動に合わせて、アクティブなリストを移動させる際の反応速度を指定します。
 数字を小さくするとサクサク動作するようになりますが、表示に時間のかかるフォルダーを通っただけで反応するようにもなるので、適度な速度を調整してください。

リストのフォルダー移動に連動する

 以降の連動設定は、フォルダーバー上にある歯車アイコンから表示されるメニューで設定される項目と同じです。
 アクティブリストのフォルダー移動と連動して、ツリーの選択フォルダーを変更します。
 インサイドツリーとフォルダーバーの両方が表示されている場合にはインサイドツリーの方を優先します。

タブ切り替えに連動する

 タブを切り替えることで、アクティブであるリストが切り替わりますが、それにあわせてツリーを連動します。
 タブ内に存在するインサイドツリーには影響を与えませんので、フォルダーバーのみに反映します。

リストが仮想フォルダーの場合に連動する

 仮想フォルダーの中には極めて応答速度が遅いものが多く存在します。
 たとえば、多くの端末が接続されているネットワークでのマイネットワーク、ドライブを大量に接続しているマイコンピュータ、ごみだらけのゴミ箱など、多くの項目があります。
 そういった応答の遅いフォルダーの影響を受ける性能低下を避ける目的で設けられた設定です。

リストがネットワークの場合に連動する

 ネットワークの接続環境によって極めて応答速度が遅くなる場合が多々あります。
 接続速度が遅いケースや、接続端末数が多い場合、ネットワークが不安定な場合など、原因も要因も多岐にわたります。
 そういった応答の遅いフォルダーの影響を受ける性能低下を避ける目的で設けられた設定です。


関連項目
操作:フォルダーバー