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初期値


 「新しく開く」「選択中のアイテムを開く」「クリップボードのテキストから開く」「指定フォルダーから開く」「お気に入りタブを新規で開く」「別プロセスに分離」などのコマンドを実行したときの、リストの表示モードの初期状態を指定します。
 またドラッグアンドドロップなどでお気に入りバーに登録したスクリプトを起動したときも、適用されます。
 (厳密には「RunやShellコマンドで、フォルダーを開く実行する場合」という表現になります)

 これらに含まれないケースが3種類ありますので、ご注意ください。
 1つ目は、表示状態を継承するタイプのコマンドで「ここから開く」や、ナビゲートロック中のフォルダーから遷移しようとして開くなどの動作があります。
 2つ目は、タブを復元する際の動作で、復元スクリプトの実行、終了時のタブを保存、閉じたタブを開くなどの動作があります。
 3つ目は、フォルダー設定で、指定されたフォルダーの表示状態を定義されている場合があります。

 本設定の、初期値と逆の意味合いを持つ「フォルダー設定」は、こちらの設定画面を参照ください。

※実体を持たない仮想フォルダーの場合は、指定された並び順にはなりません。
 マイコンピュータ、ゴミ箱、一部のライブラリなど、いくつか並び順を覚えるフォルダーがありますが、基本的に名前順になります。

インサイドツリーの表示

 フォルダーバーとは別の、リストと1対1で対応するツリーを初期表示します。
 共通のフォルダーバーとは異なり、リスト側との連動性能が高めな構成となっています。

リストの初期フォルダー(未指定の場合、「PC」(旧称はマイコンピュータ)になります)

 新しく開くコマンドのように、無指定で新しいウィンドウを開くときのフォルダーを指定します。
 「PC」の表示は速くないので、デスクトップなり、良く使うドライブルートなり、表示速度の速いフォルダーを指定することをお奨めします。

※「PC」の表示が遅いのは、各種のドライブの性能やハードウェア構成に依存するためです。
 例えばネットワークドライブなど表示が遅くなるのはご理解いただけると思いますし、物理的なドライブを列挙するのもやはり時間のかかるものとなります。
 USB接続のデバイスや、リムーバブルメディアといった速度の遅いインターフェイスも多数存在します。
 そういった経緯もあり、Windows Vista以降でエクスプローラーの初期値がマイコンピュータではなくなった理由も同様だと思われます。



※補足
 「アプリケーションの起動時の初期状態」を設定する画面と混同される方が多いので捕捉します。
 この画面では、「新しくタブを作るときの初期状態」を指定するものです。
 またインストール直後の状態では「前回終了時のタブを復元する」設定になっていますので、この画面で設定しただけでは起動直後のタブの状態を指定できません。
 タブバーの設定の「終了時のタブを復元する」という設定項目がありますので、こちらも参照してください。