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共通操作

 複数の項目に影響する操作項目を設定します。

リスト/フォルダーバーに影響する項目

操作

ファイルのドロップを許可する
 リストへファイルをドロップして、ファイルをコピー/移動/ショートカット作成/ドロップ対象で開くことを許可します。

ドラッグ開始を許可する
 リストから、ドラッグでファイルを持ち出すことを許可します。
 タッチパネルでの操作や、応答の遅いリモート環境など、マウス操作に難がある環境でうっかりファイルを移動してしまったという誤操作を避けるための設定です。

埋込み先編集のリネームを許可する
 初期値でF2キーを呼び出される、低機能なファイル名の変更機能です。
 遅延シングルクリックで発動するので、誤操作防止のために設けられている設定です。

リスト/フォルダーバー/インサイドツリー/ユーザー定義バー/タブバーに影響する項目

実体のあるアイテムをドロップしたときに呼び出す外部コマンド

 ファイルがドロップされ、ファイルのコピーや移動を行う際に、別のコマンドに置き換えることが可能です。
 呼び出されるコマンドの種類としては以下の4種類のカテゴリの機能を順に選択肢セットされています。
種類機能名概要
内部コマンドシェルのファイルコピー/移動
(バックグラウンド)
初期値でセットされる動作モードで、バックグラウンドで動作するため、処理の依頼が終わると即座に応答が返ってくるので操作性が良いです。
ただし、ドロップ元のアプリケーションやドロップ先のフォルダの種類によって、動作が異なる場合がありますので、互換性を重視する場合は下記の「同期モード」をご利用ください。
内部コマンドシェルのファイルコピー/移動
(同期モード)
シェルとの互換性を重視したモードで、良くも悪くもエクスプローラーと同じような動作をします。
シングルスレッドで動作するため、ドロップしたらファイル操作が終わるまで操作不能になりますので、大きなファイルを処理する場合はご注意ください。
OSによって差異はありますが、概ね操作性は良くありません。
外部コマンドExternalDefCommand.txtで定義される
標準で同梱されるコマンド
コマンドIDの範囲が42001~42500の外部コマンドで、有効なコマンドとして定義がされているものが選択肢に並びます。
旧作のデフォルト状態と同じようにするには、コピーに「拡張コピー」、移動に「拡張移動」コマンドを割り当ててください。
別のEXEの制御なので、呼び出したEXEのダイアログなどが背面に行ってしまうといった制御は、インターフェイス→標準コマンドの「外部コマンドの表示スタイル」で設定してください。
外部コマンドExternalUserCommand.txtで定義される
ユーザー拡張用の外部コマンド
コマンドIDの範囲は42501~43000の外部コマンドで、有効なコマンドとして定義がされているものが選択肢に並びます。
こちらはユーザーさんが作られたexeファイル等に渡す目的のものとなります。


※Microsoft社のOutlook等の添付ファイルなどは、実体をもたないため自動的に「同期モード」になります。
※7-Zip(19.00)など、実体が存在しないにも関わらず、ドロップした時点で存在しないファイル名を渡してくるような実装のアプリケーションが存在します。
 こういったアプリケーションと連動する際には、応答性能が悪い代償として互換性が高い「同期モード」をご利用ください。
 例に挙げた7-Zipは、展開処理が完了するのを待った上で、ファイルコピーなどをエクスプローラーに任せるため、必ず同期処理が必要になるという7-Zip側の制限です。
※FireFoxなどから画像をドロップした場合は実体があり、同期モードではJPEGやPNGなどサイトイメージで保存されますが、バックグラウンドモードではBMPで画面のレンダリング用のファイルのイメージでFireFoxから情報が渡されます。
※ドロップ対象で動作が変わる例として、同期モードでフォントディレクトリにフォントファイルをドロップするとインストールが可能ですが、バックグラウンドモードではインストールできません。



※補足
Microsoft Outlookは、Microsoft Officeの一部として含まれている個人情報管理ソフトウェアです。
7-ZipはMicrosoft Windowsを主な対応OSとするオープンソースのファイルアーカイバです。
FireFoxはMozilla Corporationによって開発されているフリーかつオープンソースのウェブブラウザです。