[ヘルプTop] [戻る]

代替データストリームの一括削除(RemoveZoneID)

 代替データストリームを一括で削除するためのコマンドです。
 Microsoft社製品を正常かつ適切に使用していても、個人情報を無許可でファイルに埋め込むことが多々あります。
 またウィルス、ランサムウェア、トロイの木馬などの悪意ある攻撃の温床になっております。
 そういった情報をまとめて削除するためのコマンドです。
 サンプルはこちら

 またインターネットや外部ネットワークから取得したファイルには、ZoneIDと呼ばれるセキュリティ属性が付与される場合があります。
 この属性が付与された実行ファイルや、ドキュメントファイルを開こうとすると、警告メッセージが表示されたり、ファイルのオープンがエラーになってしまい、期待通りの動作をしない場合があります。
 特に、OSの書庫展開機能を使用したZIP/CAB/LHAのファイルなどには、展開したファイルにも付与されます。
 フォルダーを指定してやることで、下位階層まで潜って一括で代替データストリームを削除することも可能になっています。

 アクセスブロック属性が付与されたファイルのプロパティの例


本体とのインターフェイス
転送モード通信内容
1回目のD&D 選択ファイル
WM_COPYDATA 独自フォーマット
共有メモリ 呼び出し元がアイドル状態を待って共有メモリを開放しますので、メッセージループを持たないコマンドは利用できません。
また、起動条件などは環境変数で渡されます。
起動条件:実体を持つディレクトリ、ファイルかディレクトリの選択あり
コマンドラインオプション:なし


フォルダーの階層下も削除する

 フォルダーを選択した場合、階層下のファイルも処理の対象にします。

アクセスブロック属性のみを対象とする

 旧仕様との整合性のための機能であるため、あまり意味がある機能ではありません。
 上記の「アクセスブロック属性」のみを対象とします。
 具体的には代替データストリーム名「:Zone.Identifier:$DATA」のみを対象として、削除処理を行います。