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As/R Ver.7.0の注意事項



 Ver.7系はいささか規模の大きな更新になるので、ある程度の改修がまとまった段階で動作確認をお願いしていく、段階的なリリースとなります。
 んで最初のβ版を今週末くらいにリリースできれば良いかな・・・という感じで考えてます。

 動作確認のお手伝いをお願いするというのに恐縮ですが、今回は注意事項が結構ありますので、ご注意ください。
※設定のエクスポート機能を使って、設定のバックアップを取っておくことを推奨します。




1.コンパイラを変更しています。
 今回のバージョンから、Visual studio 2015のランタイムのインストールが必要です。
 (2012のランタイムは他で使ってるアプリケーションが多々あるので、アンインストールしないことを推奨します)
 本来はパフォーマンス検証、C++ 14の機能をいくつか、各種ダイアログの自動レイアウトを使用したかったのですが、予想以上にコンパイラの進化による諸性能の向上がみられます。

 当方でもかなりの時間を割いて動作確認をしましたが、何かしらの問題がないとも限りませんので、動作確認のご協力をお願いいたします。
 あと、プラグインなり、外部コマンドなり作る人にとって、開発環境であるVisual Studio Communityエディション(個人開発者なら無料、売り物の作成も可)が利用できるのもメリットと言えるでしょう。

■Visual Studio 2015 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ
32bit版ランタイム ダウンロード
64bit版ランタイム ダウンロード
MS社のダウンロードセンターからダウンロード
※Update 1が公開されましたので、関連ツールのページからダウンロードしてください。

※Ver.6.6.6.6は、2012のランタイムがインストールされていないと起動しないという不具合がありました。
 それ以降では修正されていると思います。
※64ビット版のランタイムのみインストールして解凍できないYO!というトラブル事例を複数いただきました。
 (統合アーカイバプロジェクトDLLは32ビットなので、32ビットランタイムも必要という事です)
 UpdateAsr.exeなどにも注意書きを載せる予定ではありますが、十分ご注意ください。



2.使用する画像が増えている関係で6系と7系の併用はできません。
 併用すると画像のキャッシュ番号がずれます。
 今の時点ならUpdateAsr.exeを使ってアップデートもダウングレードもできますが、スクリプトの改修段階に入るとUpdateAsr.exeのスクリプトの上書き確認に注意していただく必要があります。
 (Ver.6系で使えないスクリプトが、Ver.6系で使わないディレクトリに配置されるだけなので問題ないという整理になるかもしれません)



3.メインメニューの構成が大きく変わっています。
 そのためカスタマイズ状況によっては、各種バーのカスタマイズ情報や、メインメニュー構成などが崩れたり、ずれたりすることが予想されます。
 (ライブラリによる機能実現部分なので、当方では回避できません)
 修復方法は、以下の2点です。
 a.バーのカスタマイズ画面で、メニューやツールバーでリセットする(各バーや、メニュー個別で指定します)
 b.aで復旧できない場合、UpdateAsr.exeの起動直後の画面で「バーのレイアウトを削除する」ボタンを押します。

 ちなみに、正式版なら避けられるトラブルなのか?と問われれば否です。
 遅かれ早かれ発生しうるので、Ver.7にマイナーバージョンアップする際に引継ぎができない情報という扱いになります。
 今回のβ進行中でも、こういった変更は極力まとめるように心がけますが、考慮や配慮が至らない場合もあるかと思いますのでご了承ください。
 もちろん、Ver.7をリリースしたら、多少の不具合や誤字があっても変更しませんので、要望や問題点の指摘はβ期間中にご連絡ください。



4.各種画像のデザインが変わっています。
 今までとは全く異なるイメージのため、カスタマイズされたツールバー画像との統一性が損なわれてしまう場合があると思います。
 As/Rで使用している画像の元ネタはこちらなので、カスタマイズなどにご利用ください。
Visual Studio Image Library



5.スキン画像がずれている、古い画像が表示される場合の修復方法
a.UpdateAsr.exeを使ってソフト全体を更新する
b.オプション→全体→概観→スキン画面を開いてOKボタンを押し、As/Rの再起動をする
c.ユーザーディレクトリにある以下のファイルを削除してAs/Rを再起動する
 (UpdateAsr.exeやオプションはこれらのファイルを消しているだけです)
 imgChache.iconimg
 imgDriveChache.iconimg
d.ユーザー定義バーの場合は、右クリックメニューから「キャッシュ情報の更新」を行う



6.アイコンの取得をexeとicoとlnk以外、実体を無視するように変更されています。
 特にウィルススキャンとの相性が悪いケース、ネットワークでの応答性、起動速度などが大きく改善しています。
 exeファイルはどうしようもないですが、Office文書、大きな書庫、dllなど、ウィルススキャンによる激しい遅延に巻き込まれるケースが減少しています。
 (例えばマカフィーだと、1ファイルあたり45秒の遅延は覚悟しろというデフォルト設定になってます)

 ですが、アイコン画像の取得に失敗しているケースがないとも限りませんので、アイコン取得に問題がありましたらご連絡ください。

・実装中に問題となったパスの事例
 コントロールパネル→全てのコントロールパネル→管理ツールのlnkアイコン
 ライブラリの直下のアイコン
 デスクトップから2階層目のフォルダ
 マイコンピュータ直下



 で、今回の大きく変わっている部分は、予定していた機能の削除と再構成、ディレクトリ内検索ですかね。
 スクリプトも拡張されてますけど、おそらく若干名しか使わなそう、という雰囲気がヒシヒシするので、さらっと流します。

 あまりこういうシーンはないと思いますが、上段の「フィルタ」エリアと、下段の「ディレクトリ内検索」を同時に表示させている状態です。

 「ディレクトリ内検索」の使い方は、以前あった入力エリアを表示させ、ENTER/SHIFT+ENTERで順次選択していくというものです。
 今回は入力内容に合わせてリストのアイテムの色塗りをしていくので、今マッチしている候補はどれなのか?が一目瞭然になるというのが特徴的な動きです。
 次を/前を検索ボタン、検索マッチ数の表示などを追加した方がいいかな?とは考えてますが、まだ考え中です。



■残作業のtodo
・初期ツールバーの追加検討
・タブレット支援バーの設計&製造
・タブレット支援バーがらみのスクリプト
・FirstSetting.exeのVC2015関連の改修(ダウンロード先のURLとか、説明文言とか)
・UpdateAsr.exeのVC2015関連の改修(更新ユーザーさんにランタイムアップデートを促す風味)
・追加スクリプトのメンテナンス関連の改修
・ヘルプ更新