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ツリー部の再構築
本題の前にちょろっと現状報告です。
前回、XP切り捨てに関する意見を募集してましたが、全面的に肯定1件、全面的に否定1件という状況です。
やっぱ最近のユーザーさんのレスポンスってこんなもんだよね・・・とか思いつつも微妙に切ない今日この頃。
サポートする・しないの是非はともかく、セキュリティパッチも提供されなくなるXP機を、ウチのネットワークに入れておく訳にもいきません。
現実的にウィルス混入に繋がりそうなセキュリティの穴を放置して、私がウィルスばら撒くようなことになったら目も当てられませんしね。
つまり、動作確認が不可能になってきますので、いつまでも公に続けられるものでないことは、覆しようのない現実です。
せいぜい現状有姿の状態での提供が、こちらにできる最大限の譲歩と言えるでしょう。
念のためメリットとデメリットが分かりにくかったかもしれませんので、補足しておきます。
●シナリオ1
完全にXPが切り捨てられたライブラリを採用し、現時点で考えられる最高速を発揮できる。
さらに将来的に予定している機能(ハードウェアレンダリング対応とか、追加機能とか)の多くが実現可能になる。
●シナリオ2
多少の性能の劣化(現状維持とも言う)で妥協して、XPで起動したら従来ツリー、Vista以降で起動したら新型ツリー。
ただしオプションの共通化のため、一部のツリーが絡む設定/機能が削除される。
また新型ならではという機能は載せず、大きな変化は今後やらない。
XP限定で動作しないモードなどが増える。
●シナリオ3
Ver.3.5系とVer.4系を別プロダクトとして並存
その場合、Ver.4系は「As/R+(仮称)」にアプリ名が変更した方が良いかもしれない。
ただ別プロダクト化して、長期間のサポートが続けられるかは微妙。将来的には1に収束。
●シナリオ4
しばらくシナリオ2で、XPがもっと下火になるまで時間稼ぎする。
でも「いつまで」時間稼ぎすれば良いのか、誰も答えられないと言うオチがつきます。
しかも、待つ間にモチベーションが低下という、さり気に致命的なデメリットがあります。
だいたい、こんな感じでしょうか。
どれも、メリットデメリットあるんですよね。
まだ確定ではありませんが、新型ツリーは以下の設定が影響を受けます。
●削除予定の設定
・アンダーラインを表示
→1行選択と被るのと実現不能(設定OFFができない)
・選択アイテムを太字で表示
→不可能ではないが大幅に速度低下するため
・ツリーでの警告表示をしない
→制御不能、存在意義もない
・下位階層の走査
→制御不能
・基本フォルダーアイコン/選択フォルダーアイコン(実現できなければ消す)
→実現不能、機能を残したい気持ちはある
●動きが変わる設定
・自動で左右スクロール→ぬるぬる動く
→横スクロールバーが無いので、この設定ONでないと使い物にならないので設定不可にすべきか
・線なしと、行選択の排他関係が違う
●フォルダツリーのツールバーのメニュー
・コマンドメニュー
→名前の変更を削除(F2やコンテキストメニューからは可能)
・動作設定
→自動更新を削除(シェルが勝手にやってるので自動更新無効が不可)
●追加設定(シナリオ2なら載せない)
・展開/折りたたみをするための印を自動で非表示にする
・シングルオープン
・ツリーに表示するルート項目の設定
デスクトップ
マイコンピュータ
ネットワーク
任意フォルダー
などを選択させる
・プロセス分離の場合は最優先の親ノードを対象フォルダーにする
●廃止される色分け
・読み取り専用
→激遅くなるため廃止
・システム属性
→Vistaでは取得不能、7以降のみ表示、無理すると読み取り専用と同じぐらい遅い
・ドライブを仮想フォルダー扱い
→通常フォルダーとみなされる
●実現できなくて困っているもの
・ツリーの背景色指定(アクティブ背景色を使用する場合)
WM_SETFOCUSが取れないorz
・基本フォルダーアイコン/選択フォルダーアイコン
現時点で動作させる目処が立ってない
・ツリーに表示するルート項目の設定
これ分かりにくいので補足です。
通常はデスクトップからたどって行く形になっていますが、任意のフォルダーを複数セット可能です。
任意のドライブや、任意のネットワークフォルダーなど、ツリーの使い方に幅を持たせることが出来ます。
特にドライブルートだけとか、卓駆★からの乗り換え組みの要望で最も多かった要望なんですよね。
「乗り換えました」宣言なんかしなきゃ、もうちょっと親身になるのに・・・で、検討すらしなかったんですが、スゲェ簡単に実装できるので今回登場してきたしだいです。
と言うわけで、雰囲気だけ味わえるように通常のβ版の場所に置いてあります。
シナリオ2のコースなので、XPで起動するとVer.3系と全く同じものです。
Vista以降なら、新型ツリーの快適さを堪能できますが、XP対応処理を残してるので全速力ではありません。
なお既に作者の常用環境だったりしますが、方針も決まってませんのでオプションの設定画面は作ってません。
設定を反映させるには、As/R本体を再起動してください。