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方向性
早いもので、もうVer.3の話になってきました。
今回もマイナーアップデートで、ほとんどの設定を引き継ぎます。
1.Visual Studio 2012への移行
2012年11月の終わりに、Update1が公開されました。
サービスパックとか、サービスリリースとか、名称を統一しやがれこんちくしょうではございますが、事実上のサービスパックでしょう。
このリリースから、WindowsXP用のexeファイルが作れるようになった事もあり、コンパイラの移行が候補に入ってきました。
何のメリットがあるか?と言われるとやってみないと分かんないんですが、自動Vectorizer(自動でCPU判別してストリーム命令を使う)自動Parallelizer(自動で並列処理を使う)とか、GPUを用いたGPGPUのサポートとかとか、気が付けば約3年分くらい最新のトレンドから遅れてるので挽回しないと・・・という所です。
As/R作り始めた2009年の時、つまり3年前には、確かに最新の技術が山盛りだったんですが、その時から止まってるんです。
まぁ、ファイラーというジャンルのソフトは、ディスクアクセスというボトルネックがあるので、さほど体感速度が向上するとは思えませんが、より上を目指さすのをやめたらソフトを公開する意味がなくなります。
で、コンパイラの最適化の評価の結果ですが、ファイル一覧の生成速度は全く上がってません。
むしろ自動最適化にすると、性能が380%も下がり、自動最適化が大したことが無いというのが判明しました。(^^;
やっぱ人間様が時間をかけて最適化したモノにはかなわないんだなと再認識しました。
ただですね、As/Rってすんげぇ巨大なソフトです。
時間をかけ、気合を入れまくって最適化した部分と、ダラダラと作成した部分があるわけですよ。
As/Rのソースコードの99.5%は後者です。
気合を入れて最適化をしても手間対効果を考えると意味があまり無いんですが、チリも積もれば何とやらでしょうね。
細かい所の積み重ねで、全体の動作のキビキビ感が地味に上がってます。
2.悪い所募集アンケートの最後の反映
実施予定の最後の項目です。
ネットワークが遅いってのがあったじゃないですか。アレです。
速度を稼ぐために(具体的には実体情報を取得しない)、ネットワークは自動的に仮想フォルダー扱いにしちゃうモードを用意します。
そうなると仮想フォルダーで外部コマンドの呼び出しができないもの困りものなので、これを撤廃します。
実はこれ、スゲェ地味ですが、検証に時間がかかるタイプの改修なんですよ。
ですから、この機会にやっちゃいたいな・・・という事です。
サウンド/イベントコマンド追加ってのもありました。
使い道はアレですが、他の項目に比べれば規模が小さいのでサクサク載せちゃいましょう。
表示設定の「初期値として保存」をオプションに持って来れないか?という話もありましたが、やっぱ構造的に無理そうです。
とりあえず、これで実現可能な「悪い所募集アンケートの反映」は、要望も合わせて完全終了です。
(規模的に無茶だろ・・・という項目は除外してます)
さてこのページですが、記事の公開前からURLを予想した直叩きで結構参照されてました。(苦笑)
そこで書いてたネタの後日談です。
・ウィンドウ管理バー(仮名)
とりあえず「実装」の方向ですが、まだまだ熟成が必要です。
ですから、いぱーいコマンドIDを用意していますが、簡易実装にとどめます。
きっと何のために実装したのか分からないでしょうねぇ(苦笑)
・ほとんど使わないコマンドの大量追加
Ver.2.8で「あまり使わないコマンドを大量追加」でしたが、それよりも汎用性が低いためにプライオリティが低いものです。
趣旨は、世に存在しないので自分用に作ったツール類をリメイクする目的なので、凄まじく用途が偏っています。
IT系の仕事をしている人なら、いざというときに便利かもしれないツール郡という立ち位置ですかね。
まぁ、これはいつでも実施できるので、適当なタイミングでノンビリやりましょうかという方向です。