わりと近い今後の話
まずは、14系の話です。 下準備を着々と進めてまして、大分具体的になりつつあります。 いつ完成するか怪しいですが・・・スクリプトをもっと作りやすく
具体的には、デバッグバー(仮称)というドッキングバーを実装して、読み込んだスクリプトに対してブレイクポイントの設置、実行/停止/再開の制御ですね。 実装初期の頃からずっと検討して・・・すっかり忘れてしまっていたのですが、スクリプトのデバッガ機能を実現するべく、チマチマとした下準備をしています。 機能数自体は大したことが無いんですが、仕組み的に取り扱う情報量が多いので、Ver.14での実装に向けて少しずつ進めています。 なるべく、現行のスクリプトの動作に影響ないようにしていますが、何か異常があったらすぐに連絡いただければと思います。 そうそうデバッガは、include文への対応が不可なので(ScriptTracerみたいに潜るとブレイクポイントが付けられない)、ScriptTracerも当面は残ります。 あとは追々、スクリプトの雛型集みたいなのを追加していければ、ヘルプなしでスクリプトが組めそうだなぁとか考えてます。操作結果を表示するドッキングバーの実装
ログバー(仮称)となってます。 具体的には、ファイル削除のバックグラウンド処理が終わったら、 「削除スレッドが終了しました。」 みたいなのを出す想定です。 特に音声認識のところで、キャプションバーに苦し紛れで出していますが、あんまり評判が良くなかったというのがまず一つです。 また上で例に出していますが、バックグラウンドでゴリゴリ動かしているようなものは、なるべく開始と処理結果の情報を開示したいと、ずっと考えていました。 例えば、ファイル削除に失敗したら「失敗した」旨のメッセージとか欲しいですよね。 そうすれば「貼り付け」で、「エラー以外の確認メッセージ無し」「全て『はい』を選択」という選択肢も検討できるようになると良いなと考えてます。(可能か否かは未検討)もうちょい先の話
以下は、14系を飛び越して、15系になる可能性があります。 方針もモヤっとしていて、大分曖昧な状態ですが、こんな方向を考えてますよという感じの話です。 できれば何年先の話や!と突っ込まないでいただけると幸いです。ウィンドウ管理バーの見せ方
「タブ」バーとそっくりで存在意義が無いとか、機能重複じゃんとか、なにこの意味不明な機能、と、わりと散々な評判の「ウィンドウ管理」バーの立ち位置は微妙です。 個人的には「タブ」バーはもはや使っていませんし、今時単純なタブコントロールとかも無いんで、機能削除するならこっちかな、とは考えてます。 もっとも「タブ切り替え型のファイラー」って肩書が消えるんで、機能削除する決心ができない辺りが軟弱者です。 で、「ウィンドウ管理」バーは何度か語っていますが、あれはツリーコンポーネントです。 階層構造を持たせることで、各タブ間の関係性を明確にすることができるんじゃないか?という考え方のもとツリーコンポーネントを採用してたのですが、生かしきれてないというのが現状です。 以下、今もある自動整列がONであり、ユーザーが任意で並び替える考え方と全く相いれないモードでの話なので、操作し慣れない=俺関係ないよ!って人が多くなる話です。 まず、案1個目ですがパスを構成する現在タブ以外のノードをツリーに足してやる方法です。 以下のパスで現在「mage」を開いているとして c:\hoge\mage これをウィンドウ管理バーで表現する場合は c:\ └hoge └mage こんな風にツリー構造を構成していくイメージする感じでしょうか。 「c:\」とか「hoge」は枠表示なしで、ぺろっとテキストで書いてあるイメージですね。 で、hogeをクリックすると、hogeを新しく開く動作を想定しています。 ディレクトリノードが「タブ」を表すノードに塗り替わるイメージです。 フォルダーバーとの違いは、開いてるタブのみが表示対象であり、フォルダ移動をしていくと頻繁にツリーの構成が変化し、表示がどんどん切り替わっていくというモノになります。 ただ、もう既に判明している欠点として、ドライブ移動やお気に入りからのジャンプの場合、視点移動が激しくて現在のフォーカスが当たっているタブの位置を見失います。 例えば、現在開いてるタブで現在ディレクトリを「d:\」に移動したことを想像してみるとツリーの構成がゴッソリ入れ替わるわけで、こう考えると想像しやすいかと思います。 深いパスとか最悪ですね。 またディスプレイ内に表示できるタブの数が大幅に激減します。 これも深いパスは左右スクロールも激しくて最悪です・・・。 もう一つの案としては、以下のパスで現在「c:\」「mage」「いいい」「ううう」の4個を開いているとして c:\ c:\hoge\mage c:\hoge\mage\あああ\いいい c:\ううう これをウィンドウ管理バーで表現する場合は c:\ ├mage │ └いいい └ううう こんな風に間の「hoge」や「あああ」は表現しないでツリー構造を構成していくイメージです。 こちらも、1個目よりはマシですが同様に視点移動が激しく、特にこっちは影響受けるのは実在タブだけなので相関関係まで見失いかねません。 あとディスプレイ内に表示できるタブの数は減らないのですが、パスの構成が分かり難いため「使いにくい」「意味わかんね」という第一印象がぬぐい切れずに使われない未来しか見えません。 あとこれらの機能はタブの挿入位置やらの現状ある細かいカスタマイズが、ことごとく自動設定になるんで、好みも分かれそうです。 いずれの例でも「mage」を5個開いてたら、今のタブどれ?となりますからね・・・。 こういった詰めるべき課題が山積みなので、コツコツ1個ずつつぶしていきたいと考えてます。タグの強化
現行のタグは、フルパス指定のタイプしかありません。 これはフルパスのハッシュ値を使うことで速度を担保しているので、ネットワークパスの場合にサーバー名の大・小文字が揺らぐという問題が見つかりました。 大・小文字の同一視するオプションを検討しています。(要再起動かつ、速度低下も少なくないが耐えられる人用) 初期化が遅すぎて廃案済みですが、Direct2D使いてぇと悩むところです。 新規機能の候補としては以下の3つが上がっています。後書き
タブとタグのいずれも数が増えた場合、タブ同士の相関関係、同一名称のフォルダーの見せ方に、課題があることは認識しています。 多分、私だけで考えてもロクなことにならないので、何かしらうまい見せ方が閃きましたら、ご提案いただければと思います。 できるできないはさておき、まずは色々と模索、検討しないと良くはならないですからね。 ちなみに上であげてるものは、概ね私だけで考えたものではありません。 アンケートなり、掲示板なり、目安箱への提案なりから、にょきにょき生えてきた構想です。 これらに感謝の意を込めて、ユーザーさんのみなさんに還元できたら幸いです。