・履歴の選択状態を覚えないようにする
進む・戻るのアクション時に選択状態を覚えるか否かの設定です。
消費メモリも多く、選択状態の復元も極めてコストが高いため、ONにするのは個人的には推奨しません。
影響は高めです。
・画面のフォント設定は、デスクトップと同じものを使用する。
特殊なものを利用すると、フォントキャッシュの都合で遅くなる場合があります。
影響は低めです。
・一覧や一覧詳細のファイル名の幅は、数値指定する
幅を0にして自動計算にしておくと、かなり遅くなります。
自動計算の場合、並列処理で計算しますがそれでも遅いです。
影響は高めです。
・リスト上でカーソル移動の際に遅延が目立つ
主にウィルススキャンソフトが原因で発生します。
まずはマウスジェスチャーを無効にした上で、ウィルススキャンソフトの設定を確認してください。
影響は極めて高めです。
・チェックボックスのモードをエクスプローラ風にしない
常に選択状態の解除を考慮しますので、この設定を有効にすると全般的に遅くなります。
影響は高めです。
・ネットワークで遅延が目立つ
環境によって、適した設定の組み合わせが異なりますので、どのようにすれば良いか一概には言えません。
この項目は、環境に合わせて試行錯誤してください。
- 接続が安定しない場合は、オプション→ネットワークでアクセス前にネットワーク先が有効にする設定にしておくと改善されることがあります。
このとき、タイムアウト値はPINGの応答時間程度を目安にセットすると良いでしょう。
逆に、接続が安定している場合は、この設定を無効にした方が、アクセスするたびにPINGを打たないので動作が速くなります。
- リスト→アイコン→アイコンの取得で、アイコンの取得条件やオーバーレイアイコンの取得条件を調整してください。
遅延の多くは、アイコン取得と、オーバーレイアイコン取得と、詳細表示のカラム情報ですので、これらを調整することで性能改善されることが多いです。
- 「\\サーバー名\共有名」でアクセスするのをやめ、「\\IPアドレス\共有名」のようにアクセスするとネットワークによっては劇的に速度改善します。
これはネットワーク上の名前解決をするサーバー間のネットワークの速度の問題が原因ですので、一般的なテクニックと考えたほうが良いでしょう。
(サーバー名→IPアドレスに変換するネットワーク上のサーバー問い合わせが省略できるので早くなるというだけです)
・「詳細表示」はなるべく使わない
便利なのですが詳細表示のカラムによって、著しく速度が遅い項目が多数存在します。
非同期のバックグラウンドで読み込みますが、ネットワーク先などだと目に見えて遅いということをご理解いただけるものと思います。
影響は高めです。
・リストがアクティブになるまで走査しない
初期値はONです。
オプションのリスト→動作の項目のひとつですが、沢山のタブを開いたまま終了した場合に効果が高く、起動速度が大幅に向上します。
ただし初回閲覧時に走査しますので、魔法のように速くなるわけではありません。
影響は高めです。
・各種のフィルタは使用しない
フィルタは1つでもONになってると、一定の速度低下が発生するのでOFFにするなら全部OFFにしないと効果ありません。
フィルタ設定による絞り込みはわかりやすいのですが、分かりにくいフィルタも多数あります。
特に以下の二つはわかりにくいでしょう。
「.で始まるファイルを表示」がONならフィルタがかかっていない状態
「ローカルサムネイルキャッシュを表示」がONならフィルタがかかっていない状態
・全体→動作→「260文字を超えるパスを扱う(表示速度が大幅に低下します)」をOFFにする
作者がインストールすると真っ先に変える項目の一つです。
長パスを扱えなくなりますが、普通の使い方をしている分にはあまり意味がありません。
影響は極めて高めです。
・リスト→アイコン→アイコンの取得方法は特に性能に影響する
全て影響は高めです。
- 「exe,lnk,ico,cur,sln,ani,scr以外のアイコン画像は1回しか読み込まない」をONにする
作者がインストールすると真っ先に変える項目の一つです。
ディスクの走査速度には影響しないのですが、情報を取得後のアイコン画像の表示速度が向上が見込まれます。
ディスクアクセス量が大幅に削減されるため、省電力、高速、高速レスポンスと良い点が多いです。
原理的に正確なアイコン画像ではないのですが、アイコンキャッシュの更新検知もあるので困った事はないです。
影響は極めて高めです。
- 通常アイコンの取得方法
ネットワークトラフィックを減らすような設定が初期値ですが、ローカルも同様にすることができます。
影響は高めです。
- オーバーレイアイコンの取得方法
よそ様のソフトの影響を強く受ける、オーバーレイアイコン画像の取得は環境によって極めて重い負荷になりえます。
環境に合わせて使い分けてください。
影響は極めて高めです。
- 特定の拡張子のみ簡易アイコンを使う
特に問題になったケースは、PDFに関連付けしているソフトの不具合が原因で極めて取得が遅い/落ちるといった現象がありました。
またexeファイルや圧縮ファイルが大量にあるようなフォルダーを操作していると、ウィルススキャンソフトがガシガシ邪魔してきますので、これも除外すると快適になります。
影響は極めて高めです。
- アイコン取得のタイムアウト/表示時にタイムアウトが頻発する
アイコン取得のタイムアウトの値を0にすることで、タイムアウトしなくなります。
ただし、APIの応答を延々と待ち続けることになるので、フリーズしたと勘違いしないように気をつけてください。
ウィルススキャンソフトによって、フォルダを開いたタイミングで1ファイルあたり1分近く待たせるような初期値になっていることが多々あります。
影響は極めて高めです。
・並び順には表示速度が大幅に低下するものが存在する
種類順と、詳細表示項目と非表示項目に含まれる250~280種類の並び順はエクスプローラー準拠であるため、著しく表示速度が大幅に低下します。
詳しくは「
一覧の表示速度」などのページを参照ください。
影響は高めです。
・並べて表示/アイコン/アイコンのみの表示モードは大量に選択すると速度が低下する。
利用に耐えられないほど低下するわけではありませんが、リストコントロールの仕様で、他のモードより速度低下率が高いです。
一覧系、詳細系は速度低下しません。
影響は高めです。
・速度の遅い色分け処理
比較的影響度は少ないのですが、限界まで速度向上を求めるならという程度です。
オプション→全体→外観→色、フォントの、偽装ファイルの色分け、拡張子色分け1~6はわりと負荷が高めです。
影響は低めです。
・スキン
特に起動速度に影響する項目です。
オプション→全体→外観→色、フォントの、スキンテーマは「なし」が最速です。
影響は低めです。