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カスタムソート

 アイコンの並び順を設定するところにある、「カスタム」と記載されているソート種別の詳細な設定を行います。
 元来、現時点で最高速とうたわれているAPIなのですが、設定の組み合わせによって、極めて低性能になりえます。
 あまり利用される機能ではありませんが、詳細な比較を行いたい場合に使用してください。
 なお現在のユーザーのデフォルトのロケール情報(言語設定)を使用します。

言語設定にあわせて大文字と小文字を区別しない

 欧文の大文字と小文字を区別しません。
 アルファベットでも国によって、大文字/小文字の判断は分かれますが、現在のユーザーのロケールに合わせた判定を行います。

日本語のひらがなとカタカナを区別しない

 日本語の、平仮名と片仮名を区別しません。
 「あ」と「ア」が同一のものとみなされます。

※Windows 10/11では機能していませんので、将来廃止される可能性が高い設定です。
 リファレンスでは機能すると明記されていますが、理由はMicrosoft社より伏せられております。

言語設定にあわせて幅を持たない文字を区別しない

 場所を取らない文字を区別しません。
 国によって幅を持たない文字の定義が分かれますが、現在のユーザーのロケールに合わせた判定を行います。
 日本語を例に挙げますと、濁音記号や半濁音記号の有無(は、ば、ぱ)などを同一視します。
 また見えませんが、表意文字である全角のスペースはこれらに含みません。
 他の言語の例をあげますと、アクセント記号の有無、ウムラウトの有無などの同一視をします。
 日本語環境の全角スペースは表意文字として幅が定義されており、扱いが特殊なのでご注意ください。

記号や句読点などを無視する

 記号を無視します。
 日本語では「、」「。」などが該当します。
 英文などのアポストロフィ「'」がなどが該当します。

1バイト文字と対応する2バイト文字を区別しない

 カタカナの半角「アドレス」と全角「アドレス」を同一視します。

※Windows 10/11では不十分な挙動をします。
 アルファベットの「CAT」と「CAT」や、半角の「1」、全角の「1」は設定をOFFにしても同一として扱われます。
 リファレンスでは機能すると明記されていますが、理由はMicrosoft社より伏せられております。

句読点を記号として扱う

 句読点などの記号文字を「文字列ソート」という方法を使って文字列を比較します。
 文字列ソートでは、ハイフンとアポストロフィも、英数字以外の他の記号と同様に扱われ、英数字より前の順序で扱われます。

数字の大小を比較する

 数字列を、文字ではなく数値として比較します。
 例えば、「test_001.txt」 < 「test_2.txt」となり、並び順を揃えるためにゼロサプライ(ゼロ埋め)をしなくても良くなります。
 当然、処理速度は大きく低下するので、意識して使うことを推奨します。

※比較の際に、アラビア語のkashidasは無視されます。