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リストのステータスエリア

動作状態の表示

 これらの状態表示は、非表示にしても動作速度は上がりません。
 主にアプリケーションがフリーズしてないか?といった情報を示すエリアなので、極力非表示にしないでください。
 また「一覧表示が遅い」といった問い合わせの場合、時間の表示結果などをこちらから質問させていただく場合もあります。
 これらはウィルスチェッカーの設定の問題であった場合がほとんどですが、問題の発生状況を客観的な数字で判定するためのものです。
死活状況 時間のかかる処理になった場合、こちらでアニメーション表示されます。
表示時間・動作状況 リストの表示時間や、動作の状況を示します。
更新の監視状況・切り替え 自動更新モードの状況と、ON/OFFの切り替えボタンの表示を切り替えます。
特に、リストの自動更新モードの設定を変更している場合は表示を消さない事をお奨めします。

選択状態の表示

 リストで選択している状態の表示を置換マクロを使って、表示する項目や書式を定義する事ができます。
 表示する状態は、リストで選択の有無、ディスク情報の取得の有無で、表示内容を動的に切り替えることができます。

常に出力するタイプ

%SelCount% 現在選択している数を表示します。
%AllCount% 現在のフォルダーに存在するアイテムの数を表示します。
%Type% 現在のフォルダーのタイプの文字列を表示します。
 実体を持つフォルダー:Disk
 ネットワークフォルダー:Network
 仮想フォルダー:Virtual
%FocusNo% 内部管理情報から、現在のフォーカスインデックスを表示します。
検証用のものであるため、あまり実用性はありません。
%CheckCount% 内部管理情報から、現在のチェックを付けているチェックボックス数を表示します。
検証用のものであるため、あまり実用性はありません。
%SelItems% %SelCount%の高速版として予約されているものです。
マクロ名も適当なものですので、使用しないでください。
\t タブ文字のエスケープシーケンスとして展開します。
スペース8文字分のスペースに置き換えられます。(描画APIの仕様です)

仮想フォルダーなどディスク情報が取得できない場合は出力しないタイプ

%DiskInfo% 一番最初に処理されます。
ディスク情報が取得できない場合には出力しないので、類似の他のマクロの書式制御に使用することを想定しています。
例えば、%DiskInfo%を「選択サイズ%SelSize%、全部のサイズ=%AllSize%」のように書式をセットしておけば、出力しない場合は全項目の出力をスキップする事ができます。
なお、本項目は複数の項目をまとめる意味合いで設定が設けられています。
%SelSize% 選択しているアイテムのサイズ合計を「()」で括って表示します。
選択数0や、サイズ0の場合は出力しません。
K=1024で計算しています。
%AllSize% フォルダーを開いた時点の現在のフォルダーに存在するアイテムのサイズ合計を「()」で括って表示します。
サイズ0の場合は出力しません。
K=1024で計算しています。
%DiskSize% 現在のディスクの総容量サイズです。
K=1024で計算しています。
%DiskFree% 現在のディスクの空き容量に近いですが、厳密には現在のディスクへ書き込めるサイズです。
クォーターで制限されていればそちらの値を使用するため、実際の空き容量より小さくなる場合があります。 K=1024で計算しています。

選択数が1個の場合のみ出力するタイプ

%DisplayName% 表示名です。
例えば「ダウンロード」フォルダーを「ダウンロード」と表示します。
%RealName% 実体名です。
例えば「ダウンロード」フォルダーを「Download」と表示します。
また「PC」などのように、実体を持たないものは表示しません。
%FullpathFileName% フルパスのファイル名です。
実体を持たないパスの場合、GUIDパスを表示します。
%Attribute% ファイル属性文字列です。
「詳細一覧」で表示される文字列と等しいので、OSが返して来る「詳細」の属性文字列とは異なります。
%ShellFlg% 走査時に取得しているシェル属性を文字列にしたものです。
全件取得するようにすると、表示性能が著しく劣化するため一部の情報しか取得していません。
これは、ほぼ開発用の内部情報なので、利用シーンは少ないでしょう。
※設定の組み合わせにより表示されなくなるアイテムも存在します。

SFGAO_FOLDER・・・D
SFGAO_FILESYSTEM・・・T
SFGAO_STREAM・・・s
SFGAO_ENCRYPTED・・・E
SFGAO_COMPRESSED・・・C
SFGAO_LINK・・・L
SFGAO_SHARE・・・S
SFGAO_HIDDEN・・・H
SFGAO_CANCOPY・・・c
SFGAO_CANMOVE・・・m
SFGAO_CANLINK・・・l
SFGAO_CANDELETE・・・d
SFGAO_DROPTARGET・・・t

選択数が1個の場合かつ、仮想フォルダーなどディスク情報が取得できない場合は出力しないタイプ

%UpdateTime% 「詳細」の表示内容はOSが返して来る値ですので2秒単位で丸められる仕様ですが、こちらは「詳細一覧」と同じようにファイル情報を正確に表示します。
一覧の走査時に取得できるファイルの更新日付で、書式はリスト表示の設定値を参照します。
日付を持たないものの場合は表示されません。
※まれに実態を持たないアイテムであるにもかかわらず、情報を持っている場合がありますが内容は不適切な意味でのテキトウとなっています。
%CreateTime% ファイルの作成日付で、書式はリスト表示の設定値を参照します。
「詳細」の表示内容はOSが返して来る値ですので2秒単位で丸められる仕様ですが、こちらは「詳細一覧」と同じようにファイル情報を正確に表示します。
本項目は走査時に取得する情報ではないため低速であり、仮想フォルダーや、ネットワークかつ下記の「ネットワークでもディスク容量を取得する」がOFFの場合は表示されません。
%AccessTime% ファイルのアクセス日付で、書式はリスト表示の設定値を参照します。
NTFS環境では「詳細」やファイルのプロパティで表示されるアクセス時刻は1時間単位で丸めるものですので、数字が大きく異なる場合があります。
こちらで取得できるアクセス日付はリアルタイムに近い数字なので、プロパティで開いたり、ディレクトリは潜るだけでも時刻が更新されていくという性質を持っています。
※エクスプローラーだと上位階層を開いただけで、その階層のファイルの全てが更新されますので、1時間単位でまとめられる仕様になっているものと考えられます。
 本項目は走査時に取得する情報ではないため低速であり、仮想フォルダーや、ネットワークかつ下記の「ネットワークでもディスク容量を取得する」がOFFの場合は表示されません。

ネットワークでもディスク容量を取得する

通常は現在のフォルダーがネットワーク、上記のディスク容量を取得する置換マクロは無効になります。
この設定をONにすると、ネットワークであってもディスク容量を取得し、表示させることができます。
ただし、ディスク容量を取得するWindowsの機能は、ネットワーク先が有効か無効かの判断をせずに情報の取得に行くため、速度の遅いネットワークや、切断されたネットワークの場合に数分間も応答が帰ってこない場合があります。
そのため、安定したネットワーク環境で、ネットワークの相手先が無効になっていない環境でのみご利用ください。
※Windows10のバージョンによっては、ネットワーク接続を自動的に切断してしまいますので常用は避けてください。

補足

 マクロは使用している種類が少ないほど、マクロ展開速度が向上しますので、カーソル移動速度などが気になる場合は調整してください。