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リストの動作

フォルダーのリンクを実行した時の動作

 フォルダーのリンク(lnkファイル)を実行する際、リンク先がフォルダーの場合の挙動を設定します。
 「フォルダーとして扱う」場合は、当該フォルダーへジャンプします。(ナビゲートロックされていれば新しく開きます)
 「コマンドとして扱う」場合は、シェル実行を行うので、エクスプローラーで開いたりするという事になります。
 この設定は、マウスのダブルクリック(シングルクリックで実行する設定になっているとシングルクリック)、Enterキーなどの関連付け、ナビゲーション付きスクリプトコマンドなどが影響されます。

チップヘルプの取得情報

 ツールチップにて、ファイルの情報を簡易的に表示します。
なし 一切表示しません。
応答の速い情報のみ 時間がかかるという属性を持つチップテキストを表示しません。
OSの持つチップテキストには「取得に時間がかかる」属性が存在しておりますので、これを参照して詳細情報の取得を行うか判断します。
例えば「全て表示」でフォルダーサイズを取得してしまうOSの場合はサイズ取得を省略して表示されます。
全情報の表示 OSによりますが下位フォルダーの全サイズを取得しに行ったりするので、非常に遅くなる場合があります。
利便性は高いですが、あまりお勧めできないモードです。

ナビゲートロック状態でナビゲート依頼があると「新しいタブで開く」

 ナビゲートロックされている状態で、上位階層へ移動、お気に入りでジャンプ、ドライブ移動、フォルダ移動など、さまざまなフォルダ移動命令が対象になります。
 これらの依頼が発生した時の動作に、無視するか「新しいタブで開く」かを指定できます。
 例えば、作業の起点となるフォルダーをロックしておき、そこから本日の作業を行い、終業時にこのグループのタブを全部閉じて最初の状態に戻す・・・といった使い方をすることを想定しています。

ナビゲートロック時にフォルダーを実行した時の動作

※上記の設定と違いが分かりにくいので、将来廃止される可能性が高い設定の一つです。
 ナビゲートロックされた時に、フォルダーをダブルクリック(Enterキーで実行)された場合の動作を指定します。
 下位階層への移動のみが対象になります。
選択肢説明
シェル起動いわゆるコマンド実行を行います。
通常ですと、エクスプローラーで開かれます。
何もしない何もしません。
ロックされたら、そこで作業をするという使い方を想定していますが、利用シーンは少ないでしょう。
新しいタブで開く前述の設定のイメージとなった設定です。
設定廃止になった場合、この値で動作することになります。
バックグラウンドで開く現在のタブをアクティブのまま、バックグラウンドでタブをどんどん開いていきます。
現在のタブでの作業量が多い場合に利用されることを想定していましたが、最近はほぼ利用されていない認識です。

履歴移動で選択状態を覚える

 進む・戻るでナビゲーションした際に、フォーカス位置や選択状態を覚えます。
 ただし、消費メモリも増加し、表示速度もかなり低下します。
 また、履歴保持の上限の30階層は破棄していきますし、100以上の選択状態も覚えません。

ここから開く/ナビゲートロックから継承する場合に移動履歴を保持する

 ここから開く系のコマンドや、ナビゲートロックされているタブから、親子関係を持ち継承する場合に進む・戻るの移動履歴を保持します。
 ただし、消費メモリも増加し、表示速度もかなり低下しますので、利用はあまり推奨いたしません。

並び順を切り替えた時に現在のフォーカス位置を覚える

 OSの動きを真似するように設けられた設定です。
 リストのヘッダをクリックなど、並び順を切り替えたときに現在のフォーカス位置を保持するか否かを指定します。
 Vista風の動作はONで、Windows7以降はOFFがエクスプローラーの動作です。
 (エクスプローラー側は、おそらく性能上の理由で変更されたものと思われますがOFFにすると不便です。As/Rでは、ほとんど性能差はありませんので好みで設定してください)

ローカルのアクセスエラーでダイアログを表示

 ONになっているとCDなどのメディアが挿入されていないなどのエラーダイアログを表示させます。
 概ねネットワークへのログインが必要な場合は自動判定されますが、ネットワーク構成によってはログインできない場合がありますので、その時にはこの設定をONにしてください。

 なおOFFになっていると、ダイアログは表示されず、ステータスエリアにエラーメッセージが赤字で表示されます。
 (ダイアログなどに視点が移動しないようにするメリットと、単純にOFFの方が一覧表示性能が高いというメリットがあります)

リストがアクティブになるまで走査しない

 起動直後のタブ復元、バックグラウンドで開く、タブセットの切替時など、リスト部がアクティブになるまで走査しませんので、体感速度が大きく向上します。
 主に、起動速度の向上や、まとめて開くコマンドの応答性の向上を目的にした設定です。
 ただし、画面分割していたり、MDIモードにしているとバックグラウンドで開いたとしても、画面上に見えている状態なので効果がありません。
 また、未走査のタブのテキストは、未走査であることを示すために輝度を落として表示します。
 この表示が不要な場合は、本設定をOFFにすると良いでしょう。

Enterキーや、ダブルクリックでコマンド実行する際の動作

 この設定は、実体のあるディレクトリでのシェル実行コマンド実行動作を指定します。(仮想フォルダーは対象外です)
 通常、「互換性重視」の設定で十分だと思いますが、PCの負荷が高めだったり、行儀の悪いウィルススキャンソフト、シェル実行時に何らかのフックをかけているソフトとは相性が悪い場合がありますので、そういった環境要因の回避手段の一つとして設定を提供しています。
互換性重視 右クリックメニューのデフォルト動作と同じ動作をします。
見えないように右クリックメニューを開いているので、右クリックメニューを開くのに時間がかかる環境では動作が遅くなります。
※カスペルスキー、ノートン、ウィルスバスターなどの不具合でトラブルになったことがあります。
現在は修正されているようですが、このような外部要因で動作が変わることがあります。
また、同期実行されるので、コマンド実行が完了するまで応答を返しません。
例えばEXCELで複数のファイルを開こうとすると時間がかかるので、As/Rがフリーズしたように見えることもあります。
汎用型のシェル実行 古典的なシェル実行動作を行います。
別メモリ空間でバックグラウンドで処理するため、応答速度が極めて速いです。
また外部のアプリケーションの影響をほとんど受けませんが、「古典的なシェル実行動作」を狙い撃ちした不具合のあるウィルススキャンソフトの影響でアプリ起動に失敗したかのように見えることがあります。
※マカフィーの不具合でトラブルになったことがあります。
現在は修正されているようですが、このような外部要因で動作が変わることがあります。
※当然ですが、ウィルススキャンソフトが原因で巻き込まれた不具合はよそ様のソフトも同様に巻き込まれていますので、当方で解決できる問題ではありません。
※互換性重視の場合、複数の拡張子のアイテムを選択すると、右クリックメニューから「開く」が消えますので、同様に開けなくなります。
※15個以上のアイテムを選択していると、大量に選択されている旨の警告が表示されますが(オプションで非表示にできます)、互換性重視の場合は強行しても、右クリックメニューから「開く」が消えますので、同様に開けなくなります。
※汎用型のシェル実行の場合は、バックグラウンドで動作するため親ウィンドウを持っておらず、ウィンドウの背面に回り込んでしまう場合があります。