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フォルダーカスタマイズ(FolderIconChange)

 現在のフォルダーのアイコンと表示名を変更することができます。

 指定したアイコンを含むファイルから、イメージを選択しフォルダーアイコンイメージを変更します。
 また表示するフォルダー名を仮想名称として変更することができます。
 (「C:\Users」というフォルダーを「C:\ユーザー」と見せるようなものです)

 アイコン画像や表示名は画面に反映されるには、アイコンキャッシュを保持している関係で即座に反映できない場合があります。
 その場合は、「ツリー構成の再構築」コマンドを行ってください。それでもダメであれば、As/R本体の再起動が必要になる場合があります。
 また、他のアプリケーションによってアイコンキャッシュがロックされている場合(特にエクスプローラーがアイコンキャッシュをロックすることが多々あります)、OSの再起動が必要になる場合もあります。
 アイコンを選択/表示フォルダー名を入力して「OK」ボタンを押すとアイコンと表示名が設定され、「規定値に戻す」を押すと、当該情報を削除します。

※注
 「規定値に戻す」を押しても、フォルダーの既定値に戻るだけなのでOSの初期値である特殊フォルダーの規定値に戻るわけではありません。
 マイドキュメントやお気に入りなど、システムであらかじめ登録されているフォルダーを変更するときは、あらかじめDesktop.iniのバックアップを取るなどの措置を行っていたほうが良いかと思います。

動作原理

 アイコンを設定する処理手順は下記の通りです。
  1. 現在のフォルダーの属性に読み取り専用属性を付与する
  2. Desktop.iniが存在しない場合はファイルを作成し、隠し属性とシステム属性を付与する
    (既にDesktop.iniが存在する場合は、設定を上書きしても良いか確認する画面が表示されます)
  3. Desktop.iniのIconFileに指定したファイルを指定する
  4. Desktop.iniのIconIndexに指定したファイルの中のアイコン番号を指定する
  5. Desktop.iniのLocalizedResourceNameに指定した表示名を指定する

 アイコンと表示名を規定値に戻す処理手順は下記の通りです。
  1. Desktop.iniが存在するか調べる
    (Desktop.iniが存在する場合は、設定を削除しても良いかを確認する画面が表示されます)
  2. Desktop.iniのIconFileとIconIndexの値を消す
    (項目自体を削除すると、OSの特殊フォルダーで状態を戻せないことがあるので安全性を考慮してこのような処理にしています)
  3. Desktop.iniのLocalizedResourceNameの値を消す
    (項目自体を削除すると、OSの特殊フォルダーで状態を戻せないことがあるので安全性を考慮してこのような処理にしています)
  4. 現在のフォルダーの属性に読み取り専用属性を除去する
※注
 Desktop.iniはチップテキストや、特殊動作を記述されることがあるファイルですので、この一連の処理ではその他の変更やファイルの削除は行われません。
 Desktop.iniというファイル自体が不要になった場合は、ご自分で削除してください。

Desktop.iniが表示されない場合

 Windows2000以降のOSでは、コントロールパネルのフォルダーオプションの「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」や「隠しファイル、及び隠しフォルダーを表示しない」によって表示が抑制されている場合があります。
 各種の表示条件や、隠し属性を表示しないなどの機能によっても表示されない場合があります。

主な使い方

 例えばアプリケーションをインストールしたフォルダーのアイコンを、そのアプリケーションのアイコン画像を使用したりするのも良いでしょう。
 また各種のコンテンツ画像をアイコン画像にすることによって、コンテンツライブラリなどとして使うのもの良いでしょう。
 表示名を変更することによって、エクスプローラーなどで参照した際の見た目のフォルダー名を変更することができます。
 ただし、As/Rの実体を表示するモードでは騙せないので、ご了承ください。
 なお表示名なので、通常のフォルダー名には使えないはずの半角の「/」や「\」なども使用できるので、表現力が変わってくると思います。


本体とのインターフェイス:なし
起動条件:なし
コマンドラインオプション:現在のパス名