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リネーム(FileRename)

 ファイルの名称を変更します。
 主に複数のファイルやフォルダーを連続でリネーム作業するような場合に使用します。
 フォルダーとファイルで、それぞれ拡張子分割のON/OFFを保持します。

 埋め込み先編集のリネームとの動作の違いは、実体を持つアイテムしかリネームできない事と、既存の名称にリネームする事による上書きはできません。
 As/R、デスクトップ、エクスプローラーの「元に戻す」コマンドでアンドゥができます。

本体とのインターフェイス
転送モード通信内容
1回目のD&D 選択ファイル
WM_COPYDATA 独自フォーマット
共有メモリ 呼び出し元がアイドル状態を待って共有メモリを開放しますので、メッセージループを持たないコマンドは利用できません。
また、起動条件などは環境変数で渡されます。
起動条件:実体を持つディレクトリ、ファイルかディレクトリの選択あり
コマンドラインオプション:なし

新しい名前

 新しい名前を入力します。
 拡張子分割を行う場合、最後の「.」以降を拡張子とみなします。
 ただし、先頭に「.」が1つだけ存在するようなファイルは、ファイル名としてみなします。(UNIX関係の設定ファイルに良くある名称だからです)

拡張子分割を行う

 末尾の「.」以降を拡張子とみなして、別のテキストボックスで入力できるようにします。

元に戻すを有効にする

 元に戻すコマンドの対象になります。
 無効にした場合は、圧倒的にリネーム動作が速くなりますし、省メモリで動作します。

異常な名称のリネームを許可

 本来許されないはずの、前後にスペースのある名前、末尾に「.」のある名前、ハードウェアを示す予約語の名称を扱うことができます。
 これらの名称は、ほとんどのソフトで使用不能ですし、閲覧も削除もリネームもできませんので、悪意のあるソフトによって悪用されることが多いです。
 本機能は、こういった名称のファイルやフォルダーに対する危険性の啓蒙と、対策ソフトの開発、対処方法の周知を目的としたものです。
 決して悪用しないよう、強くお願いいたします。
 なおOSによって制限があり、Windows7/8.1では作成も解除も可能ですが、Windows10では作成可能ですが解除できない場合がありますので、ご注意ください。
※Windows10だけ動作に違いがあるのは、もとにしているWindowsのAPIの動作が異なることが原因です。
 Windows10の不具合を終端の名称のみ補正することができます。

 異常な名称のファイルはコマンドプロンプトから、以下のようなパス表記でフルパス指定すると削除したりリネームすることができます。
del "\\?\c:\test\..."

名前に日付を挿入

 日時挿入の取得先を元に、カーソル位置に日付を挿入します。置換文字列は以下の通りです。
  %Y:年
  %m:月
  %d:日

名前に時間を挿入

 日時挿入の取得先を元に、カーソル位置に時刻を挿入します。置換文字列は以下の通りです。
  %I:時間(12時間表示)
  %H:時間(24時間表示)
  %M:分
  %S:秒
  %p:午前/午後(コントロールパネルの設定に依存します)

名前に曜日を挿入

 日時挿入の取得先を元に、カーソル位置に曜日を挿入します。置換文字列は以下の通りです。
  %a:曜日の省略形
  %A:曜日の正式名
  %U:10進数で表す週の通し番号。日曜日を週の最初の日とする(00~53)
  %w:10進数で表す曜日 (0~6、日曜日が0)
  %W:10進数で表す週の通し番号。月曜日を週の最初の日とする(00~53)

日時挿入の取得先

 上記の日付・時刻・曜日の算出もととなる日付を指定します。
  現在日時:現在のシステム日付を使用します。
  作成日時:現在リネームしようとしているファイルの作成日付を使用します。(ディスクのフォーマットの種類によっては取得できない場合があります)
  更新日時:現在リネームしようとしている現在の更新日付を使用します。
  アクセス日時:現在リネームしようとしているファイルのアクセス日付を使用します。(ディスクのフォーマットの種類によっては取得できない場合があります)

コピー~の除去

 Ctrl+C/Vなどでコピーした際に付与される文字列ですが、これを除去します。
 なお、「コピー(数字)~」の場合は、安全のため先頭の文字列のみ処理をします。

先頭の数字を除去

 ファイル名の先頭に存在する半角数字を除去します。

末尾の数字を除去

 ファイル名の末尾に存在する半角数字を除去します。

大文字変換

 ファイル名と拡張子の両方を全て大文字に変換します。(全角/半角共に変換対象になります)

小文字変換

 ファイル名と拡張子の両方を全て小文字に変換します。(全角/半角共に変換対象になります)

単語の先頭を大文字

 単語の先頭をだけを大文字に変換し、それ以外の文字は小文字に変換します。(全角/半角共に変換対象になります)
 文字を変換する際に、スペース、ハイフン「-」、アンダーライン「_」を区切り文字(デリミタ)とみなし、そこから単語が始まるものとして処理されます。

リネームして次へ

 現在一覧で選択されているアイテムをリネームして、次のアイテムに切り替えます。
 リネームが完了したアイテムは、一覧から消えます。

キャンセル

 大量にファイルを選択した状態で、うっかり名前の変更をしてしまった場合に使用します。
 以降の名前の変更処理をキャンセルします。