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ファイルコピー・移動(FileCpMv)

 ファイルのコピー・移動コマンドです。
 コマンドラインオプションで、初期状態をコピー・移動、ターゲットウィンドウの参照を切替えることが可能です。

 コンボボックスは探索型自動補完コンボボックスです。履歴(20個まで)を保持します。
 存在しないパスを指定した場合は、フォルダーを新規作成します。

本体とのインターフェイス
転送モード通信内容
1回目のD&D 選択ファイル
2回目のD&D 出力先フォルダー(2画面モードのみ受信)
WM_COPYDATA 独自フォーマット
共有メモリ 呼び出し元がアイドル状態を待って共有メモリを開放しますので、メッセージループを持たないコマンドは利用できません。
また、起動条件などは環境変数で渡されます。
起動条件:実体を持つディレクトリ、ファイルかディレクトリの選択あり
コマンドライン
 FileCpMv.exe [オプション]

オプション
オプション説明補足
/c 動作モードがコピー /cか/mのどちらかが指定されている必要があります。
/m 動作モードが移動 /cか/mのどちらかが指定されている必要があります。
/t タブ一覧リストの表示 未指定の場合は「他のタブのフォルダー」ボタンが表示されます。
/s[=N] Nは整数、コンボボックスへの選択項目の相対番号です。
未指定の場合は/s=0が指定されたものとみなされます。
初期ターゲットから指定されたN番目の項目を選択する相対指定になります。
実体のない仮想フォルダーの場合は(マイコンピュータやコントロールパネルなど)
ターゲットリストに含まれませんので、実際のタブの並びと異なる場合があります。
ご注意ください。
/f[=N] Nは整数、初期フォーカス位置を指定します。
未指定の場合は/f=0が設定されたものとして扱います。
0:コンボボックス
1:タブ選択するリスト
※/tが指定されていないと0になります

ファイルの出力先の指定

 コンボボックスは探索型自動補完コンボボックスです。履歴(20個まで)を保持します。
 また、存在しないパスを指定した場合はフォルダーを新規作成します。

 登録フォルダーボタンを押すことによって、お気に入りバーの項目をメニューで選択できます。
 お気に入りバーは、初回起動時のSetting.exeで作成されます。この機能は「ユーザーフォルダー\Bar\Favorite」以下のスクリプトファイルを列挙します。
 なお、お気に入りバーに登録されているスクリプトの中で、Runコマンドが使用されているものしかここでは展開できません。
 複数のパスを持てる復元スクリプトや、拡張子判別コマンドのスクリプトなどが呼び出されても、パスが不明だからです。

 他のタブのフォルダーボタンを押すことによって、他のタブのパスを入力することができます。
 (タブグループが存在する場合は、各タブグループのアクティブタブが対象となります)

操作モード

 コピーと移動を切り替えます。

処理開始時にファイルの出力先を開く

 ファイル処理を開始する直前に、ファイルの出力先フォルダーを新しく開きます。

動作モード

●一括処理(アンドゥ可能)

 エクスプローラーと同じような方式でファイルを処理します。
 As/R、デスクトップ、エクスプローラーの「元に戻す」コマンドでアンドゥができます。

問い合わせしない

 フォルダーを作成確認や上書き確認などには、全て自動でYESと答えます。

●個別判定

 同じ名前のファイルが存在した場合、ファイルを1つずつ比較しながら処理するモードです。
 処理の種類によっては、処理が不要になるケースもあるので一括処理モードよりも速くなる事もありえます。
 ただし、個別に逐次判定を行うのでアンドゥはできません。

新しい時刻のみ上書きする 個々のファイルのタイムスタンプを比較して、新しいファイルのみ上書きします。
古い時刻のみ上書きする 個々のファイルのタイムスタンプを比較して、古いファイルのみ上書きします。
同じ名前はコピーしない 同じ名前のファイルを処理対象から外します。
無条件で上書き 問い合わせなしで強制的に上書きします。
名前を変更する コピー/移動するファイルの名前を変更して処理します。
元ファイルの名前を変更 コピー/移動先のファイルの名前を変更して処理します。
自動で名前を変更 Windowsが適当な名前を勝手に付与してくれるモードです。
(通常は「コピー~」と付与されます)
逐次対処 同名ファイルが存在したときに、処理内容を後から決定するモードです。

時刻比較の精度

 機能優先モードで、時刻を比較する際の精度を指定します。
 (標準はミリ秒単位まで比較します)
 ファイルシステムによってはミリ秒単位まで保存するもの/しないもの、2秒単位で丸められるものなどがありますので、このオプションが設けられています。