[ヘルプTop] [戻る]

圧縮(ArcPack)

 選択されているファイルを圧縮するコマンドです。
 各種書庫形式を指定できます。
※統合アーカイバ仕様のDLLを利用しているため、64ビット版に同梱されているものも、32ビットアプリケーションです。

本体とのインターフェイス
転送モード通信内容
1回目のD&D 選択ファイル
2回目のD&D 出力先フォルダー(2画面モードのみ受信)
WM_COPYDATA 独自フォーマット
共有メモリ 呼び出し元がアイドル状態を待って共有メモリを開放しますので、メッセージループを持たないコマンドは利用できません。
また、起動条件などは環境変数で渡されます。
起動条件:実体を持つディレクトリ、ファイルかディレクトリの選択あり
コマンドライン

 ArcPack.exe [オプション]

オプション
オプション説明補足
/t タブ一覧リストの表示 未指定の場合は「他のタブのフォルダー」ボタンが表示されます。
/s[=N] Nは整数、コンボボックスへの選択項目の相対番号です。
未指定の場合は/s=0が指定されたものとみなされます。
初期ターゲットから指定されたN番目の項目を選択する相対指定になります。
実体のない仮想フォルダーの場合は(マイコンピュータやコントロールパネルなど)
ターゲットリストに含まれませんので、実際のタブの並びと異なる場合があります。
ご注意ください。
/f[=N] Nは整数、初期フォーカス位置を指定します。
未指定の場合は/f=2が設定されたものとして扱います。
0:コンボボックス
1:タブ選択するリスト
2:書庫ファイル名
※/tが指定されていないと0になります。
※圧縮ファイル名の自動生成の場合は/tが指定されているかを判定して0/1を割り振ります。

 同じ名前の書庫が存在した場合の動作は、アーカイバDLLによって動作が異なりますのでご注意ください。

格納先フォルダーの指定

 コンボボックスは探索型自動補完コンボボックスです。履歴(20個まで)を保持します。
 また、存在しないパスを指定した場合はフォルダーを新規作成します。

 登録フォルダーボタンを押すことによって、お気に入りバーの項目をメニューで選択できます。
 お気に入りバーは、初回起動時のSetting.exeで作成されます。この機能は「ユーザーフォルダー\Bar\Favorite」以下のスクリプトファイルを列挙します。
 なお、お気に入りバーに登録されているスクリプトの中で、Runコマンドが使用されているものしかここでは展開できません。
 複数のパスを持てる復元スクリプトや、拡張子判別コマンドのスクリプトなどが呼び出されても、パスが不明だからです。

 他のタブのフォルダーボタンを押すことによって、他のタブのパスを入力することができます。
 (タブグループが存在する場合は、各タブグループのアクティブタブが対象となります)

アーカイバオプション

書庫内にファイルを追加

 下記のモードのときに有効になります。
LHA
ZIP
7z
BGA

新規で書庫を作成して上書き

 下記のモードのときに有効になります。
YZ1(上書き確認あり)
CAB(上書き確認あり)
TAR(上書き確認なし)
ISH(上書き確認なし)
JACK(上書き確認なし)

書庫ファイル名

 選択したアイテムが1つの場合は書庫ファイル名に初期値がセットされます。
 ファイルの場合は拡張子が除去され、フォルダーの場合は拡張子が付与されていてもそのままセットされます。

1個ずつ個別に圧縮

 選択ファイルを1個ずつ個別に圧縮します。
 書庫ファイル名は、選択ファイルの拡張子を除去して、書庫の拡張子を付与します。

拡張子もファイル名に含む

 1個ずつ個別に圧縮する場合は自動でファイル名が決められますが、その際の拡張子の扱い方を指定します。
 なお、フォルダーもファイルも区別しないで拡張子を除去してしまうので、ご注意ください。

処理開始時に出力先を開く

 ファイル処理を開始する直前に、ファイルの出力先フォルダーを新しく開きます。

※書庫個別の圧縮オプションに関しては、難易度の高いものはないものとして割愛します。