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インクリメンタルサーチ
キーを押下する毎に、ヒットするものへフォーカスを移していく動作を一般的に、このように呼ばれます。
一般的なリストに対するものよりも、ステータスバー部にサーチ文字列が表示されますので、現在の状態を把握しやすくなっています。
全角入力でもインクリメンタルサーチは有効になりますので、日本語ファイル名が多いケースでご活用ください。
また日本語ファイルや部分一致を多用する場合は、C/Migemoを利用したローマ字入力による検索も使用できます。
※ショートカットキーに割り当てられていないキーは、インクリメンタルサーチの候補として扱われます。
インクリメンタルサーチの動作
- コマンドに割り当てられていない英数キーが押された場合、サーチ文字列として扱われます。
現在のサーチ文字列は、ステータスバーに表示されます。
- キー入力は1秒以内の入力であれば、連続した文字列とみなし連結します。1秒を過ぎていれば新規検索文字と認識します。
この1秒という「インクリメンタルサーチの有効時間」は、オプションのインクリメンタルサーチで設定可能です。
- 同じアルファベットを連続入力された場合は、現在のサーチ文字列でヒットする次の候補を探します。
- 全角モードの場合、確定入力された文字列を一括でサーチ文字列に追加します。
- Ver.1.5.9以降であればインクリメンタルサーチ中に「次の候補」と「入力の1文字削除」機能が追加され、それぞれデフォルトでCtrl+J/Ctrl+Kに割り当てられています。
インクリメンタルサーチの文字列がクリアされる条件
- 有効時間が経過した状態で、ショートカットキー以外の英数キーが押される
- 英/数/Shift/Ctrl以外のキーを押す(カーソル移動系、記号、ファンクションキーなど)
インクリメンタルサーチの有効時間が延長される条件
- 有効時間内に英数キーが入力される
- ステータスバーに表示されるインクリメンタルサーチ文字列が存在するときに、「次の候補」「入力の1文字削除」が実行されたとき
※有効なショートカットキーのコマンドが実行された場合には、クリアされません。
例えばウィンドウを切り替えて同じ文字列でインクリメンタルサーチするといった使い方を想定しています。
インクリメンタルサーチの種類
3種類用意されています。
半角英数
通常のキー入力で使用可能ですが、ショートカットキーが割り当てられていると、そのキーは使えなくなります。
キーレイアウトを、「インクリメンタルサーチモード」にするなり、初期値ではあまり割り当てられていないShiftとの組み合わせを使うなりする必要があります。
半角インクリメンタルサーチは、前方一致/先頭文字一致を用います。
全角文字全般
普通に全角入力をし、Enterキーを押下します。
(変換ウィンドウはIMEの種類によります。ディスプレイ左上に表示されるものが多いです)
Enter入力のタイミングで増分とみなされるので、有効時間を延ばしていないと増分入力は難しいです。
全角インクリメンタルサーチは、前方一致を用います。
C/Migemoを利用したローマ字
C/Migemoとは、テキストをローマ字変換して正規表現の比較文字列を生成するC言語用のライブラリです。
要するにこのライブラリを導入すると、リストでローマ字で全角文字が含まれたファイルをサーチできるようになります。
半角入力モードを使用し、そのマッチ条件でローマ字を構成してインクリメンタルサーチを行います。
0xcc.net(本家)
香り屋(C言語DLLの公開先)
MigemoのDLLや辞書ファイルは、オプションの
インクリメンタルサーチで設定可能です。
※C/Migemoのインクリメンタルサーチは、部分一致を用います。
※C/Migemoの正規表現で一致するものが見つからない場合、半角英数の先頭部分一致を行います。
※C/Migemoの正規表現では、OR条件が非常に多くなるためリスト上に3000個程度の候補があると応答が遅くなりますので、自動的にC/Migemo検索を無効にするアイテム数の上限設定を用意しています。