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Ver.5で変わること



 プロ野球のペナントレース、今年はもう終わって欲しいと切に願う今日この頃。
 もうカープの優勝でいいじゃん、ハラハラドキドキで心臓がモタナイヨ・・・という駄文もほぼ1ヶ月ぶりで、ご無沙汰してます。


 今回は「Ver.5で変わること」ってテーマですが、なんとXPで起動できなくなること以外に目立ったものがありません。
 完全にVer.4系の延長線上にあり、Ver.5のスタート時点は今後の伏線をばら撒いただけです。

 しかも今後は積み残しというよりも、「作成」ではない本来の意味での「開発」とか「研究」に近いものでして、XPには存在しなかった動作モード、API、属性、制約から興味を持った順に取り入れていくことになると思います。

 まぁ、やりたい事が無くなったというのもありますが、機能アップしても、要望を反映しても、別のところから文句言われる段階になってきたので、もう大きな変更には手を付けない方が良いのだろうとも思います。
 だったら何もしない方がマシだよねーと思うのは必然ですよね。
 そういった雑音に負けないくらい、より良い物を作りたいと強く思い続けられるほど若くないですし、しばらく充電しようと思います。
 いつの間にやら「初老」も通り過ぎてましたし(苦笑)



 さてVer.5の違いを強いてあげればスクリプトの拡張が大きいところですが、Ver.4の最新βに隠し機能として丸ごと載ってます。
 もともと目玉機能にするために載せる気は無かったんですが、勢いでやっちゃいました。
 (DOSコマンドのEXITとか終了コードの戻し方が、最近のOSとXPでは異なるOSの仕様(バグ?)があるので、Ver.4でも動くけど隠し機能という事にします)

 後は局所的には大幅に性能が向上しているものはありますが、これらはXP用の分岐をやめたことによるものです。
 元々、影響が少なく見えるようにした作りになっていたため、あまり目立つものではありません。

 例えば、文字コード判定のエンジンあたりは20%近く性能が向上しています。
 これらは、縮小版でテキストファイルをズラズラと大量に表示させるとか、プレビューしまくったりとかしても、言われて気づくか?というレベルのモノですし、なかなか実感できるものではありません。
(Vista切捨てになるため撤回します)
 あと、効果が大きいのはIME制御周りでしょうか。
 110%も高速化してますが、ユーザー操作ありきの話であるのに加えて、元が数ミリ秒程度が、数百マイクロ秒になったって全く違いが分からないです。

 また縮小画像やアイコン画像の生成で、インターフェイスの逐次開放が不要になり、使用済みインターフェイスの使い回しをすることでメモリの使用効率が向上しています。
 これまた残念ながら、ファイル1個当たりに換算すると数十マイクロ秒の世界です。

 UACがらみの権限昇格系(シャットダウンの許可とか)の機能をまとめたPrivilege.dllが本体に埋め込みになったので、若干起動が早くなっていますが、これも誤差の範囲でしょう。

 最後に、ライブラリそのものも相当スッキリしてるんですが、全体として1〜5%程度の応答速度が上がったにすぎません。
 CPUの1世代進化がこの程度だったような気もしますが、これも正直微妙なレベルです。


 これらの改善点は、割り込み系のシェル拡張ツール類の影響を受けにくくなるという側面がありますので、劇的な改善が出たケースがあるとすれば、今まで環境面に負荷をかける設定になってたとか、ダメアプリが居る可能性が高いです。
 まぁ、メリットの発生するシーンも限定的ですし、気持ち速くなったかもしれないレベルの改善かもしれません。