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As/Rの既知の不具合
備忘録的に記しています。
Windos 11 24H2にて、ツリーで右クリックをすると落ちる
フォルダーバー/インサイドツリーともに、右クリックすると落ちます。
原因を調査中ですが、エクスプローラーのコンポーネント内部の問題なので対応できるか否かの判断すら時間がかかりそうです。
右クリック操作をしないよう、ご注意ください。
※追記1
なお、ExplorerFrame.dllというDLLの内部で、NULLポインタへのアクセスしようとして落ちています。
おそらく悪意ある攻撃に使用可能なWindowsの欠陥に見えるので、何らかの対応がなされると思いますが、対応時期は不明です。
※追記2
暫定対策として、Ver.18.3.0.0にて、ExplorerFrame.dllがNULLポインタへのアクセスする挙動を検出してメッセージを出すようにしました。
また、ビルド番号が24H2以上である場合、メニュー定義ファイルによるカスタマイズ機能を封印しました。
※追記2
INameSpaceTreeControlEvents::OnAfterContextMenu()の挙動が変わったことが原因と判明しました。
従来ppvの値の中身はnullが許されなかったのですが、OSからNULLが渡されるように変更になったようです。
Ver.18.3.1.0で対処します。
Windos 11 23H2以降の右クリックメニューにある「共有」コマンドが動作しない

この時期に新しく実装されたコマンドです。
コマンドIDの取得はできており、適切なインターフェイスに対して実行を指示していますが動作しません。
このコマンドは、親ウィンドウのハンドルがエクスプローラーか否かを判別して動く/動かないをコマンド側で決めているようです。
エクスプローラー以外では動かないWindowsの欠陥ではありますが、現在のWindowsの仕様です。
Windows10でネットワーク上の共有ディレクトリに貼り付けができない不具合について
・Windows10で「\\サーバー名\共有名」のディレクトリに貼り付けができません。
これは、当該のディレクトリに必要なCOMインターフェイスが実装されていないため、当該ディレクトリにはエクスプローラーのツリー部分に対しても、ドロップできない、貼り付けができないという問題がありました。
MS社よりBuild 19603で修正したとの連絡が来ましたので、ご確認ください。
Windowsの更新が行えない場合は、拡張コピー機能等をご利用ください。
※Build 19603はInsider Previewの2020年4月ごろに公開されたビルド番号です。
20H2の時点では、まだ適用されていませんのでご注意ください。
Windowsのビルド番号情報
※Microsoft社が不具合修正を下当該ビルド番号の版を一般公開する気がなさそうなのでVer.14.4.8.0で暫定対応しました
Windows10 October 2018 Updateに起因する不具合について
・プレビューハンドラを使った場合のプレビューバーで「動画」をプレビューできない
Windows 10の不具合で1809でのみで発生します。
Windows Media Player Rich preview handler(COMインターフェイス)の取得に失敗します。
ですから動画のプレビューが必要な場合は、As/R同梱のプラグインDLL(MediaPlayer.DLL)を使用してください。
なお、エクスプローラーでも似たような現象が発生しており、初回に表示した動画のサムネイル画像が他のファイルを選択しても切り替わりません。
※追記
Insider preview版のみ発生します。
アイ・オー・データ社のLAN DISKコネクトに起因する不具合について
・「空のドキュメントの作成に失敗しました。」と表示されて新しくタブを開けない/起動しない
アイ・オー・データ社のLAN DISKコネクトの現在の最新版であるVer.3.0がインストールされていると発生します。
OSのかなり幅広い範囲に影響するソフトですので、この悪質で致命的な問題が解決するバージョンが公開されるまで利用をやめるか、Ver.2.10以前にバージョンを下げるか、最新のバージョンに更新することを強く推奨します。
なお、他に発生している例としてソースネクスト社の筆まめでも同様の問題が発生しております。
「筆まめVer.29」製品Q&A
修正方法が思いつかないので長期課題となっている項目
・メモリリークするウィルススキャンに巻き込まれて落ちる
コピー&貼り付けや、外部コマンドの実行、右クリックメニュー、シェル実行など、主にシェル系の動作で多く確認されていますが、ウイルススキャンメーカーごと/バージョン/ウィルス定義ファイルごとによって多種多様な挙動をします。
(ウィルススキャンソフトの問題なんですが、ウチが悪いみたいに言われるのを何とかしたいと言う趣旨です)
・外部のシェル拡張ソフトの影響で、予告なく落ちる/アプリケーションの終了時に落ちる
主に右クリックメニューやシェル実行の際に割り込みをかけ、なおかつ不具合を抱えているシェル拡張ツールを使用されている環境で発生します。
従来、こういった不具合を検出すると、As/Rを容赦なく落としていましたが、わざとメモリリークを起こして落ちにくくする対処を行っています。(Ver.5以降)
そのため、予告なくAs/Rが強制終了したり、As/Rの終了時に強制終了したり、消費メモリ量が増大してしまう場合があります。
特にOSの終了時には、外部ツールがメモリ解放の遅延(本来は遅延が許されないケース)を申請してきても容赦なく強制開放しているので必ず落ちます。
※後述のプレビューバーは、その代表例とも言えます。
●プレビューバー関連
・プレビューバーを表示している状態で、読み取り専用を推奨するオプションを付けて保存したファイルをプレビューで表示しようとするとフリーズする事がある
本来Excel2010のコンポーネントの不具合なのですが、巻き込まれてしまいます。
今のところExcel2010限定で、Excel2013では確認できていません。
・プレビューバーを表示しているExcelファイルをExcel2007で開き、再度プレビューで状態で表示させるとプレビュー内のスクロールができなくなる場合があります。
Excel2007のコンポーネントの不具合のようです。
今のところExcel2007限定で、Excel2013では確認できていません。
・プレビューバーを表示していると、アプリケーションの終了時にフリーズしたり落ちたりすることがある
コンポーネントのメモリ開放を指示しても、拒否されることがあります。
その場合、アプリケーションの終了を強行するので、予期せぬエラーになる環境が存在します。
メモリを開放しないでアプリケーションを終了しちゃえば当方のエラーにはならないし、表面化しないのですが、それはそれで気持ち悪いので修正の目処が立っていません。
これは、インストールされている他所様のアプリケーションの構成に依存します。
近い将来の修正予定がある項目
特にありません。
Ver.4系〜
・フォルダーバーの右クリックメニューをカスタマイズしてPOPUP句を追加しても、階層化メニューにならない
残念ながらうまい対処方法を思いつかないので、新型フォルダバーでPOPUP句は無効になる仕様です。
Ver.1系〜
・検索を意味するSearchのスペルの多くがSerchになってる