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オマケ
※注意 フリーソフトの作者が望むもの世の中には、たくさんのフリーソフトが存在しています。良く勘違いされるのですが、そこそこ有名なフリーソフトの作者って、お金持ちだと思ってる人も少なくないようです。 はっきり言いますが、妄想です。 サイト開設以来、うちは十数年間ずっーと赤字経営です(苦笑) 私は、かなり前にダウンロード件数の累計が、2千万件を超え(今は数えてません)、有名作者のはじっこに片足突っ込んでると自負はしていますが、そんなものです。 だいたい私は小遣い制ですし、給料日前には300円くらいしか持ってなくて、昼飯代にもマヂ困ってることが・・・3ヶ月に2回くらいあります。 もちろんシステム開発者の中には売上が(会社の利益)多い人が、少なからず存在しているのは事実ですが、所詮サラリーマンに過ぎませんのでピンハネされ・・・ゲフンゲフン・・・いろいろ察していただければと思います。 無料で公開する動機 現在流通しているフリーソフトの目的を大まかに分類すると「販促目的」「広告収入」「個人情報が代償」「その他」だと思います。前者3つつは説明要らないでしょうね。 金銭的な利益を上げることが目的です。 さて、ここで取り上げるのは、公開目的が「その他」という分かりにくいものを少し掘り下げてみたいと思います。 他にもあると思いますが、思いつくまま列挙してみましょう。 1.○○というソフトにお世話になっているので貢献するため 2.有名になりたいとか、自己アピール 3.自分のスキルアップ 4.人に使って貰う喜びのため 1は主にオープンソースのソフトウェアなどが分類されるでしょうか。 GPLとかのライセンス形態を聞くことがあるかと思いますが、この貢献の連鎖を求めるものだと思います。 社会貢献とかに近いかもしれませんが、あまり長続きしないプロダクトが多いです。 悲しい事ですが特に日本では・・・なぜなら、この手の協力者に対してメリットがほとんどなく、継続するモチベーションが上がらないのです。 Linux系のオープンソースのプロジェクトでも、ほったらかしにされてるものが山ほどありますよね。 2は動機としては分かりやすいですね。 いわゆる自己顕示欲で、有名になりたいという感情でしょうか。 フリーソフトであっても、最近では大規模で、プロが手がけてるものも多いので、名を売るというのはよほどアイデアが秀逸でないと難しいでしょう。 あまり持続しないタイプの欲求かもしれません。 あと名前を売ることで、プロから声がかけられるかも?ということが、あると思ってる方も居るかもしれません。 プロの人の意見ですけど、ほぼ無いです。 少なくとも私は話にも聞いたこともないです。 そういうのは、最初から企業として十分やっていけるだけの収益があげられるようなレベルが最低ラインであり、技術者というレベルでは実現不能でしょう。 飛び抜けた超一流か、商売人としての能力が別途必要です。 3.ソフトを作り、色んな人の意見を聞くことで自身のスキルアップに生かす事ができます。 若い開発者だと、結構当てはまることが多いと思います。 私自身、スキルアップに生かした自覚はありますが、十年以上も続けてるとさすがにネタ切れです(苦笑) また仕事で使う開発言語と、趣味で使う開発言語が一致していれば良いのですが、多様化の進んだ最近では難しいでしょうね。 ぶっちゃけVCを使った開発案件なんぞ今時は激レアですし、食うに困ります。 4の感謝される喜びというのは、他人に自己を認めてもらう行為でしょうか。 以前から公言していますが、私は「カレーいっぱい作りすぎちゃったから、良かったらどうぞ」というのと同じレベルでソフトを公開しています。 ですから「さんきゅー」だったり「うまうま」でも「ちょっと私には辛いかな」なり「ターメリックを入れてみると良いかも」とか、何かしらの反応が欲しいんですよ。 これも人として基本的な欲求の一つですね。 情熱の炎の燃料を投下 動機を分類してみましたが、実際にはこれらの動機が複数混じってます。作者がどこを重視しているかは、人によって違うでしょうから、そこは注意して見極める必要があるでしょうね。 そうすると、作者がユーザーさんに何を期待しているかというのも明確になると思います。 そうですね、それぞれの刺激の方法の例を挙げると 1.この作者さんの貢献に刺激されて、自分もプロジェクトに参加 2.ブログとかで使い方などの紹介とか 3.技術的な提案をしてみる 4.感想を述べる こんなところでしょうか。 多分、人によって割合は大きく変わると思いますが、私の場合だと(2014年末版) 1.5% 2.0% 3.5% 4.90% これくらいの比重かな。 私の場合は、遠慮の無い、率直な感想が聞ければ概ね満足です。 そして、やる気がアップするわけですね。 現状はどうなのよ? えー、現在ではWindowsという環境自体が斜陽でして、オンラインソフトの配布行為そのものが大幅に減少しています。2000年ごろだとVectorさんのランキングTOP50に載るには、週に5,000件くらいのダウンロードがあれば下の方に、かろうじて載ってきました。 1位を狙おうと思うと、週に8万件位のダウンロード数が必要でした。 それが今だと、週に2,000件を下回ってもランクインしているような気がします。 つまり需要そのものも小さくなっており、全体的に徐々に廃れていき、色んなソフトがフェイドアウトしているのでしょう。 あと、ユーザーさんの行動も大分変わってきています。 不具合を見つけても誰かが報告してくれるだろうってぇ、報告しないでスルーされるケースが増えてるように感じます。 TwitterとかFaceBookとかが広まった影響でしょうかね。 さらに今の時代には、フリーソフトとはどうあるべきかとか熱く語る人はあまり居ないと思います。 こういう言い方をすると身もふたもないんですが、「良い物を作って、皆さんに使っていただきたい」というのは崇高だと思いますが、今の時代では3年もたないでしょう。 ほらサポートが事実上停止しているソフトがいかに多いかなんて、語る必要も無いでしょ。 (人気ソフトになる前に、ユーザーさんからの反応がなくてやめちゃったというパターンも多々あります) 最近では当たり前の風潮になっていますが、根拠なく叩かれたり、陰口言われたり、執拗に嫌がらせをされたりするのが、オンラインソフトの作者に対する世間の扱いです。 見ず知らずの赤の他人のための滅私奉公なんぞ、そんな無償の愛は聖人でもない限り、長く続けられるわけがないのです。 そんなネガティブな世の中で平気なのは重度の変人ですし、かなりレアな生き物だと思いますし、普通の感覚の人は耐えられないと思います。 嘘だと思いたいですが「ぐだぐだ言ってないで、俺様の要望をさっさと叶えろクソが」とか本気で言う人もいますもん。 それも、冗談で済まないくらいたくさん・・・嫌な時代になったものです。(苦笑) だからこそ、ちょっとした気遣いとかあるとキラリと光るんですよ。 まぁ、人の善なる所を信じたいって、青臭くて、偽善者っぽい事を言ってる自覚はありますが、そういう甘っちょろいモノを信じたくて、こういった駄文を書いてるわけです。 ま、作者の人は噛み付いたり、殴りかかってきたりしません。 ウチ以外の作者さんにも気軽にアクセスしてもらえたらと思います。はい。 それが、ソフトの寿命を延ばすということになると思います。 |