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概要編

一般的なファイラーの考え方

 特に国産のFD(※1)の系統を引き継いでいる、ファイル管理ソフト(ファイラー)の基本的な考え方は、「ファイルを選択して何かをする」です。
 つまり、日本語的な『「○○」を「△△」する』という考え方をします。
 それに対して、ランチャ的な考え方は英語的な『「△△」しろ!「○○」を』のように考えます。

 どちらが優れているかは議論の分かれるところですが、「○○」(ファイル)の量が増えてくると前者の方が効率が良くなる場合が多々あります。
 例えば、「test.doc」「test.txt」「test.xls」というファイルを一度に編集しようとすると

1.スタートメニューを開いて、Wordを立ち上げ
2.Wordでファイルのあるフォルダーを開いて、ファイルを開く
3.スタートメニューを開いて、メモ帳を立ち上げ
4.メモ帳でファイルのあるフォルダーを開いて、ファイルを開く
5.スタートメニューを開いて、Excelを立ち上げ
6.Excelでファイルのあるフォルダーを開いて、ファイルを開く

 このように、ファイルを開いていかなければなりません。
 これがファイラーだと、

1.「test.doc」「test.txt」「test.xls」を選択する
2.『拡張子を自動判別して編集する』コマンドを実行

 とまぁ、そのままズバリのコマンドがあるため、実に簡単に終了してしまいます。(無論、そのような動作になるように、事前に拡張子とアプリケーションを紐付けて登録しておく必要があります)
 キーボード操作だと、スペースキー3回、Eキー1回の「4回キーを押すだけ」の操作です。

 もちろん、ファイルを1つだけしか開かないのであればステップ数は一緒になるのですが、「あっちの資料を参照しつつ、こっちの資料からコピーしてきて・・・」という作業がコンピュータを使った文書作成の極意です。
 つまり、文書(ファイル)作成の上級者になればなるほどメリットが出てくると言える側面があります。

 というわけで、このケースの場合、事前の設定の大変さと引き替えになりますが、それを乗り越えると別の次元の作業効率を得ることができるのです。

※FDは出射厚氏が作成されたソフトウエアです
※WordはMicrosoft社の製品です。