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概要編ファイラーって何?
主にファイルの管理をするもので、よく聞く意見は、「難しそう」「めんどくさい」「なくても困らない」と言ったところでしょうか。
あのマイクロソフト社が作ってる、ほぼ世界標準のエクスプローラーというファイル管理ソフトが存在するので、あえて別のソフトをインストールする必要性を感じないでしょう。 それは当たり前ですし、自然な事だと思います。 ところがですね。 エクスプローラー使ってる人って作業が遅いなぁ・・・って、私はいつも思ってます。 なぜなら「無駄な操作が多いなぁ」「動作大きくて肩凝りそうだなぁ」「なぜ同じ事を何度も繰り返してるんだろう?」と、感じているからです。 かなり乱暴な事を言いますよ。いいですか? 無駄な事をしている事に気づけない人には、ファイラーの事を説明するだけ時間の無駄です。 使う側に素養が無ければ、ファイラーというジャンルのソフトを使う必要性も、資格もありません。 とんでもなく、えらそーです。ごめんなさい。 でも、今の時代のファイラーというジャンルのソフトは、かなり人を選びます。 世の中には1分間に300文字以上入力できる人と、自分の名前すら入力に時間のかかる人が居ます。 これだけの差がある人たちが、同じモノを使って満足できるでしょうか? 例えば、電卓の達人には高額な競技用の電卓があり、スキーの達人にはグレードの高いスキー用品があり、高度な技を持つ職人さんには工夫して使い込まれた工具といった、人のスキルに合わせた道具というものが必要になるのです。 エクスプローラーは万人向けに作られすぎていて、かゆい所に手が届かなくて不満という話もあります。 上級者になればなるほど、機能が足らないなんて話になります。 こういった小さな不満の積み重ねがいっぱいあるんですね。 この小さな不満というのは、もっと簡単にできる方法を経験していなければ不満に感じる事もないのです。 だから初心者の方には「分かんなくて当たり前」の事です。 そしてこの「分かんなくて当たり前」の「イラっと来るポイント」は人それぞれなんです。 だからPC全般に関する上級者の方でも、ファイラーって何?をうまく説明できないのです。 つまりファイラーの上級者なんて、ほとんどいないんです。 うまく説明できる人が居ない、これが余計に難しそうと言われる大きな原因の一つじゃないかと思います。 守備範囲が広過ぎなんですよ。 というわけで、ファイラーって何?に対する、私なりの回答をさせていただきます。 「ちょこっとずつ便利な事を積み重ねて、トータルで楽するためのソフトです。」 つまりPCの操作なんて何も生み出さない時間の無駄は、極力簡略化しちゃえという発想です。 というわけで具体的な話
作業効率を上げるという話は、ヘルプの方に書いていますのでこちらでは「分類」というところに焦点を当ててみます。
ファイル管理?やらねーよという方も少なくないと思います。 でも、ある程度ファイルが増えてくると、何がなんだか分からない状態になります。 混沌とした状態から、バッチリ整理整頓された状態に持っていくのも、ファイラーの役目です。 (作者自身も結構サボって、後で痛い目にあうタイプなので、こういうソフトを作っているというオチがあります) テキストファイルをまとめて参照
分類しようとしたテキストファイルがいっぱいあって、ファイル名だけでは内容が分かりにくい場合もあると思います。
ぶっちゃけた話、ID/パスワードをメモしたファイル、ちょっとした議事録、会議メモなど、テキストファイルでざっと書いたまま放置しちゃう事が多々あります。 そんな時、ファイルの中身がまとめて一覧できると便利です。 As/Rだと、縮小版表示でテキストファイルの中身の一部が表示されます。 エクスプローラーだと、1つずつ開くんでしょうか・・・やってられません。 画像の縮小表示と同じ感覚で、テキストファイルなどを閲覧する事ができます。 縮小版で内容が分かるように、メモするファイルに工夫するようになると上級者です。 ↑ファイル名の付け方が、かなり駄目な作者の日常 都道府県ごとにフォルダーを作ってファイルを分類
例えば、都道府県ごとにフォルダーを作って、各県ごとに資料を格納するという分類をすると仮定します。
同じフォルダーに放り込んじゃうと、後で訳分からなくなりますからね。 まず、都道府県ごとのフォルダーを作りましょう。 私の場合、まずネットで調べて、都道府県の一覧があるサイトを探します。 表示されているテキストをコピーして、エディタで加工します。 北海道 青森 岩手 秋田 こんな感じで元ネタを作るでしょう。 As/Rだと テキストをフォルダ作成画面に貼り付けてOKボタンを押します。 これで一気に47フォルダーが作成され、作業が終了します。 フォルダ作成時間なんて、1秒もかかりません。 キーボード操作なら 1.Kキーを押す(コマンド呼び出し) 2.Ctlr+Vキーを押す(貼り付け) 3.Enterキーを押す(実行) 4つキー押すだけで作業完了します。 エクスプローラーでこの作業をすると (マウス/キーボード間の手の動きなどは大幅に省略して記載します) 1.エディタをアクティブにする 2.リネーム用の名称を一覧から「北海道」選択 3.選択テキストをクリップボードにコピー 4.エクスプローラーにフォーカス切り替え 5.空きエリアにマウスを移動 6.右クリックする 7.メニューから「新規作成」を選択 8.さらに「フォルダー」を選択して、クリック 9.「北海道」貼り付け 10.Enterキーを押すか適当な場所をクリックして確定 ・ ・ <中略> ・ ・ 461.エディタをアクティブにする 462.リネーム用の名称を一覧から「沖縄」選択 463.選択テキストをクリップボードにコピー 464.エクスプローラーにフォーカス切り替え 465.空きエリアにマウスを移動 466.右クリックする 467.メニューから「新規作成」を選択 468.さらに「フォルダー」を選択して、クリック 469.「沖縄」貼り付け 470.Enterキーを押すか適当な場所をクリックして確定 ・・・多分、私なら2~3回くらい失敗すると思います。 おそらく上級者ならバッチファイルなりを作ると思いますが、「4つキー押すだけ」には太刀打ちできません。 エクスプローラーとの比較だと、操作の項目数だけでも100倍以上になってるわけで、キーを押下回数や・マウスクリック回数まで厳密にカウントすると作業効率が数千倍も向上した・・・という表現もできるでしょう。 ちなみに100倍の速度差って「徒歩」と「飛行機」ぐらいの差・・・といえばどれだけ極端な比較か理解していただけるでしょう。 飛行機を駆使した行動範囲の人と、徒歩圏内で活動している人では、どうしても世界の見え方にハンデがあります。 広い世界を知らないと、世界が広いということすら分からないものですが、そういう世界が存在しているということを知ってなお、狭い世界で満足できますでしょうか? おいおい、そんなの他の○○というソフトで実現できるじゃないか!
そうですね。
だから、As/Rではよそで作られた、ほとんどのソフトを丸ごと取り込んで連携させる事ができます。 よそのソフトもじゃんじゃん取り込んで、便利に使い倒せば良いのですよ。 それが売り文句の一つである「自由度の高いカスタマイズ」というもので、そういった他所のソフトと連携しまくるのが真の姿です。 標準添付のコマンドは「ちょっとした事なら、ソフトを探してきてダウンロード/インストールするより早いでしょ?」というレベルのものに過ぎません。 つまり↑の一括でフォルダーを作る機能ですらオマケに過ぎないのです。 まとめ
上記の例は、本当にごく一部にすぎません。
多分、他にも似たような事例を何度か語っていますように、こんなものが無数にあります。 先に軽く述べていますが、PCの操作の本来の目的である「文書の作成」に時間を集中して、「それ以外のコンピュータの操作時間」を減らす事により、より集中力を途切れさせない & 良いものが作れる & ミスが少なくなる & 疲労が軽減できる & 作業が早く終わる・・・etc、というのが、最も重要なポイントとなります。 要するに「全般に楽するもの」というのが、ファイラーというジャンルのソフトの役割です。 |