[ヘルプTop] [戻る]

動作

 アプリケーション全体へ影響する動作を設定します。

圧縮フォルダー/ネットワークプレースを使う

 ツリー上に圧縮ファイルやネットワークプレースをフォルダーとして表示します。
 (シェル拡張ツールのインストール状態によっては表示できない場合があります)
 リスト上に表示されているアイテムを関連づけ実行/ナビゲーション付きスクリプトコマンドの場合、書庫内やネットワーク先として遷移することができ、フォルダーとして認識するか否かに影響します。
※これらのフォルダーは「実体を持たない仮想フォルダー」として扱われ、コピー、切り取り、貼り付け、削除などのシェル動作以外は使えません。

 なお、シェル拡張ツールによっては、標準状態よりも多くのファイルが扱える場合があります。
 標準状態のWindowsXP/Vista・・・Zip、Cab
 標準状態のWindows7・・・Zip、Cab、Lzh
 標準状態のWindows10・・・Zip、Cab
 標準状態のWindows11 23H2・・・Zip、Cab、7z、tar等

バーの自動非表示アニメーションを無効にする

 各種バーの自動非表示モードの場合のアニメーションを無効にするか指定します。

起動時に外部コマンドをキャッシュして呼び出しを速くする

 起動時に外部コマンドを全てロードして、キャッシュヒット率を上げます。
 ただし、本体起動速度は大幅に低下します。
 一度起動させて常駐させっぱなしといった使い方の場合に有用になります。

アクティブになった時にIMEをOFFにする

 メインウィンドウがアクティブになった時に、IMEを強制的にOFFにします。

ドラッグヘルパーを表示する

 メインウィンドウや、他のウィンドウからファイル等をドラッグアンドドロップしようとすると、アイテム数が表示されたり操作モードがインタラクティブに表示されます。
 OSの状況や、外部の拡張ツール類のインストール状況によって、ドラッグ開始がもたつくことがあります。

260文字を超えるパスを扱う(表示速度が大幅に低下します)

 260文字を超えるパスは、基本的にエクスプローラーや共通ダイアログなどのWindowsの標準環境では利用できません。
 エラーが表示されたり、そもそも表示できない場合がほとんどです。
 コマンドプロンプトなどでも、1行の長さが2000~8000文字程度(OSのバージョンによって異なる)なので、これが上限です。
 しかしNTFSの環境下ではパス表記には、約3万2千文字が許されているため、悪意のあるウィルスやトロイの木馬などで悪用される事例が多々あります。
 またWindows以外を発祥とする版管理システムで普通に利用されていたり、一般的なバックアップソフト、履歴管理ソフトなどでは、Windowsで使用できないことを逆手にとってエクスプローラーでは閲覧不可能なファイルの隠し場所として利用されているケースが見受けられます。
 他にもプログラムの不具合で生成されたり、様々なケースで生成されることがあるでしょう。
 そういったトラブルをなるべく緩和させるために、長パスに対応した動作を行えるようになります。

※OFFにすると表示性能が1~2割、更新性能が2倍程度に跳ね上がりますが、安全のために初期値がONになっています。
※Windows APIの制限を極力緩和させていますが、万全な対応ではありませんので過信しないようにご注意ください。
 扱えるパス長は、ショートファイル名化により扱える幅が拡張された各種の走査と、操作ごと3万以上のパス長が扱える機能が混在しています。
※本稿執筆時点で、ウィルススキャンソフトも対応していないものが少なくないので、あまり長いパスの積極的な利用はお薦めしかねます。

アプリケーション固有の通知メッセージの表示

ユーザーさんの操作を止めるエラーメッセージにするまでもない簡単な警告メッセージ、または何かしらのアクションに対する通知メッセージがステータスバーの左部分に表示されます。
この表示メッセージを、作業の手を止めず注視できるようにするというのが、この設定の趣旨です。
ほとんどの場合は「何も選択されていません」や「ファイルが選択されていません」しか気づきにくいですが、外部アプリが原因でメモリが破壊されただの、インクリメンタルサーチの入力状況だの、以外と有用なものが少なくません。
設定説明
ステータスバーのみ初期値です。そもそもステータスバーを非表示にしていると表示されません。
アクティブフレームの中央現在アクティブになっているタブの中央に表示されます。アクティブタブ(アクティブフレーム)の中央なので画面分割している場合でも、その中央に表示されます。
特に「並べて表示」機能などを使用して複数のタブを並べているような場合に使うと違いが分かりやすいと思います。
Migemoやインクリメンタルサーチの入力状況の把握など、意外と有用になるケースがあります。
メインウィドウの中央As/Rというアプリケーションの中央に表示されます。ドッキングウィンドウの構成などはすべて無視して、画面中央に表示されますので、個々のタブが小さく並べられている時に有用になります。
使い方は「アクティブフレームの中央」のケースと同じです。
しゃべる音声合成を使用して読み上げます。
正直、ネタとして実装しましたが、在宅勤務していると有用だったので正式機能になりました。
例えばナビゲーションロックしているタブから新しく開くケース(NaviLock!と発音)、ローカルサムネイルキャッシュが配置されているフォルダの情報(アイテム数やキャッシュ数の読み上げ)、ビジー情報(Busy!と発音)など、一瞬で表示されすぎて、あまり気づかれていなかったステータスが通知されます。
ただ、Migemoやインクリメンタルサーチの入力状況の読み上げは結構うっとおしいです。
音声合成の「声」と「読み上げの速さ」は、OSの「音声認識」の設定に拠ります。
こちらのエンジンが使用できない場合、自動的にText To Speech(TTS)エンジンを探して、代用を試みますが、これも使えないと諦めます。