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更新手順の詳細

 あまり手間がかからず、As/Rなしでアップデートできるように、というコンセプトです。
 アプリケーション自体の更新と、ユーザーディレクトリに格納されているファイルのタイムスタンプを確認して、ユーザーの編集の有無を判定して更新処理を行います。

※更新に失敗する理由のほとんどが、As/R本体ならびに同梱ツール(特にバージョンチェックコマンド)が起動されていて上書きができない場合です。
 As/Rおよび、関連ツールを全て終了した上で更新作業を行ってください。

アプリケーションのアップデートを行う

 アプリケーションの更新を行う場合は、こちらのボタンを押します。
 3ページ構成で、順番に「NEXT」ボタンを押していくと更新できます。

1.ランタイムライブラリの確認

メジャーバージョン番号が上がるタイミングで、たまに必要なランタイムのバージョンが上がることがありますので、念のために設けてある画面です。
今まで、Visual Studio 2012,2015,2019と開発環境が更新されています。
※ランタイムチェックは、ランタイム不整合の検出まではできません。 DLLが足らないといった趣旨のメッセージが表示される場合は、ランタイムの更新・再インストールなどを行ってください。

2.インストールタイプ

 「通常版」と「DLLプリロード等の脆弱性がある外部ソフトをインストールしている環境でも動作する版」と「AVX2命令を使用版」の3つから選ぶことができます。
 それぞれの違いは以下の通りです。
種類説明
通常版 動作環境で明記されている環境で動作する版です。
特に問題がないのであれば、こちらの利用を推奨します。
DLLプリロード等の脆弱性がある外部ソフトをインストールしている環境でも動作する版 通常版は、脆弱性のある危険な外部ソフトがインストールされている環境では動作しません。
ダブルクリックなどのコマンド実行、右クリックメニュー、コピー、貼り付け、削除、右ドロップメニューなど動作しない場合、脆弱性のある外部のソフトウェアが原因ではないか疑ってみてください。
そういった脆弱性から守ることに加えて、このような危険なセキュリティの穴が開いている環境を検出する目的もあります。
AVX2命令を使用版 Intel coreの第4世代(Haswellマイクロアーキテクチャ)以降専用版です。
この辺りの情報が分からない場合は、使用しないことを推奨します。
なお内部動作に画面の描画が追い付かずにチラついたり、対応CPUでないと落ちたりしますが、通常版よりも高速、低負荷、低消費電力で動作します。
※申し訳ありませんがAMD系やARM系のCPUの事情は精通していませんので、各社の対応状況は保証しかねます。

3.上書き確認

スクリプトファイルや、各種定義ファイルを上書きするか確認します。
一覧をダブルクリックなり、参照ボタンを押すと、インストール済みのファイルと、インストールしようとしているファイルの比較が行えます。
編集の有無の検出などは、下記の更新処理の動作仕様を参照ください。

「上書き確認」の動作仕様

1.アプリケーションの更新(強制上書き)

 exeやdllなどインストールフォルダーに上書きコピーします。
 インストールフォルダー以下に、適切なフォルダー構成がない場合や、起動していて上書きできない場合は失敗します。
 ※何らかの理由で上書きに失敗した場合、再試行ボタンを押下することで再度試行することができます。

2.必須ファイルのコピー(強制上書き)

 機能追加などのたびに更新されるので、ユーザーさんの編集を許していない標準コマンド用の定義ファイルです。
 ユーザーさんが触れる部分を切り分けることで、配布の容易さと設定の自由度の高さを両立しております。
 ExternalDefCommand.txt

3.必須ファイルのコピー(ファイルが存在していればスキップ)

 ユーザーさんの編集を許しているファイルが対象です。
 機能が空っぽか、そのままでは役に立たないコマンド、作者の更新モチベーションがない画像などが対象になっています。
 配布ファイルの階層下に、適切なフォルダー構成がない場合は失敗します。
 UserImages.bmp
 UserImages20.bmp
 ExternalUserCommand.txt
 ScriptCommand.txt
 ScriptNaviCommand.txt
 UserMenuCommand.txt
 Script\BinEdit.txt
 Script\Editor.txt
 Script\Viewer.txt

4.選択更新

 ユーザーの編集を許しているメニュー定義ファイルなどが対象になっています。
 ユーザーディレクトリ以下に、適切なフォルダー構成がない場合は失敗します。

 ユーザーディレクトリに格納されているファイルのタイムスタンプをみて、0時0分0秒になっていればユーザーによる編集が行われていないものと判定します。
 ユーザーによる編集が行われていないと判定された場合、タイムスタンプを比較して新しければ、更新対象のチェックボックスが自動的にONになります。
 何らかのカスタマイズが行われている場合は、以下の「Edit it?カラム」「Is it New?カラム」、参照ボタンなどを活用して更新の有無を判断してください。

・参照ボタン
 インストールされているファイルと、インストーラーに含まれているファイルの中身を並べて表示します。
 編集の行われている行(左右の内容が異なっている)場合は、選択色で色塗りされます。

・Edit it?カラム
---ユーザーによる編集がないとみなされた場合
もしくはコピー先に対象のファイルが存在しない場合
Editedユーザーによる編集があるとみなされた場合

・Is it New?カラム
New version!タイムスタンプを比較して配布ファイルの方が新しい場合
もしくはコピー先に対象のファイルが存在しない場合
No updateタイムスタンプを比較して配布ファイルの方が同じか古い場合

対象ファイル
 _Filter.txt
 _FolderBarAction.txt
 _FolderBarSelItem.txt
 _FolderBarSetting.txt
 _ItemClip.txt
 _ItemClipSetting.txt
 _ListContextMenu.txt
 _ListHeader(Detail).txt
 _ListHeader(EasyDetail).txt
 _ListNoSelContextMenu.txt
 _PreviewBarSetting.txt
 _RecentBarSelItem.txt
 _RecentBarSetting.txt
 _TabDropMenu.txt
 _TabMenu.txt
 _TabMenuSetting.txt
 _TabMngBarAction.txt
 _TabMngBarSetting.txt
 _TabMngContextMenu.txt
 _TaskTray.txt
 _UserBarAction.txt
 _UserBarNoSel.txt
 _UserBarSelDir.txt
 _UserBarSelItem.txt
 _UserBarSetting.txt
 _ViewMode.txt
 UsrMenu1.txt
 UsrMenu2.txt
 UsrMenu3.txt
 など
※対象のファイルは、大幅に増加しておりますのでご了承ください。

5.結果表示

 ファイル更新結果ログを表示します。
 ファイルが更新されないといったトラブルの解決のためにご利用ください。

※本アプリケーションは、敢えて管理者権限の要求をしないようにしています。
 Program filesなどインストールフォルダーによって、ファイルコピーに失敗するケースは多々ありえますのでご注意ください。
※更新に失敗する理由の大部分は、As/R本体ならびに同梱ツール(特にバージョンチェックコマンド)が起動されていて上書きができない場合です。
 As/Rおよび、関連ツールを全て終了した上で更新作業を行ってください。