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インストール手順の詳細

 本ソフトウェアを実行するには、まず情報の格納先である、ユーザーフォルダの位置を設定することが最低限必要になります。
 また、ユーザー定義バーの類は手動で作ろうとすると、かなりの手間がかかります。
 そのため、サンプルとしてある程度自動で生成するツールを提供しています。

 初期設定が完了するまでにページ数が多めで、説明文だらけですし、基本的に各ページ設問は1個です。
 お付き合いください。
※ユーザー定義バーで作られるスクリプトは、既に存在しているものを上書きするのでご注意ください。

1.ランタイムライブラリの確認

 Setting.exeはランタイムライブラリが無くても動作しますが、本体は大幅な軽量化(1/20以下)と、高速化(並列化ライブラリの差で約8~10倍速)と、Windows Update適用対象としてセキュリティを確保するため、ランタイムライブラリを分離しております。
 インストールされていないと動作しないのでご注意ください。
 今まで、Visual Studio 2012,2015,2019と開発環境が更新されています。
※ランタイムチェックは、ランタイム不整合の検出まではできません。 DLLが足らないといった趣旨のメッセージが表示される場合は、ランタイムの更新・再インストールなどを行ってください。

2.インストールフォルダーの決定

 インストールフォルダーを指定してください。
 Program Files配下のように書き込み制限や実行制限があるフォルダーは避けてください。
 具体的には、更新ツールで自動更新できなかったり、設定を保存できなくなったりする場合があります。
 (特にコマンド一覧を生成する必要がある方や、外国語版の開発協力者の方はProgram Files配下に配置すると期待した動作になりません)
 更新ツールでファイルの更新もできない場合は完全手動でアップデートする必要もありますし、かなりハードルが高いのでProgram FilesへのインストールはOSの制限事項を良く理解した上で行ってください。

3.ユーザーさんの個別情報を格納するフォルダーの指定

 ユーザーさんの個別情報を格納するフォルダーを指定します。
 最近閉じたフォルダー、終了時のタブの状態、キー割り当て、各種ユーザー定義バーなど、ツールバー画像、多数の情報が格納されます。

・プロファイルで管理されるアプリケーションデータ格納フォルダー

 ユーザーフォルダー配下のAppData(Windows 7/8/10/11)という隠しフォルダです。
 マルチユーザー環境を利用するのであれば、もっとも推奨されるフォルダーです。

・アプリケーションフォルダー

 アプリケーションがインストールされたフォルダ配下に、「Ubar\ユーザ名」というフォルダに格納します。
 ただし、ユーザー名が取得できない環境の場合は「Ubar」直下に格納されます。
 なおProgram Filesにインストールした場合には書き込みできない場合がほとんどで、トラブルに合う可能性が著しく高いでしょう。

・任意のフォルダー

 複数のアカウントで共通的な設定として使用する場合に使用してください。
 余談ですが、この設定が一番速度速いです。

4.ユーザー定義バー(サンプルデータ)の登録の指示

 何も無い状態からユーザー定義バーを作るのは、慣れた人でも手間がかかります。
 そのため、サンプルのユーザー定義バーとして、良く使われるランチャーバーと、お気に入りバーを生成できます。
 

ランチャーバー

・ランチャーバーを生成する
 ランチャーバーの定義フォルダを生成し、ランチャーバーとしてレジストリ登録します。

・サンプルとして幾つかコマンドを登録する
 エクスプローラー、レジストリエディタなど、ランチャーとしての最低限のアプリケーションが登録されます。

お気に入りバー

・お気に入りバーを生成する
 お気に入りバーの定義フォルダを生成し、お気に入りバーとしてレジストリ登録します。

・サンプルとしてシステムディレクトリを登録する
 System folder、Desktop、Windows folder、Start menu、Cookies、Font、Templateなどが登録されます。

・サンプルとしてドライブルートを登録する
 このコマンドが実行された時点で接続されているドライブルートを登録します。
 簡易的なドライブバー風の使い方を想定していますが、ドライブの増減によって変化しないので少々使い勝手が悪いでしょう。
 (別途、イベントコマンドに登録する形の「ドライブバー作成機能追加パック」を用意しております)

5.初期設定

 初期状態を、作業効率、機能、速度を重視した標準設定と、エクスプローラーに比較的近い設定を用意しました。
 これらの設定は後から好きなように変更できるのですが、1キーコマンドに慣れていない世代の方がとっつきやすいようにという意図で用意されています。
 また、エクスプローラーに近い設定の事例という意味合いもあります。
初期値のタイプによる初期設定の違い

6.インストールタイプ

 「通常版」と「DLLプリロード等の脆弱性がある外部ソフトをインストールしている環境でも動作する版」と「AVX2命令を使用版」の3つから選ぶことができます。
 それぞれの違いは以下の通りです。
種類説明
通常版 動作環境で明記されている環境で動作する版です。
特に問題がないのであれば、こちらの利用を推奨します。
DLLプリロード等の脆弱性がある外部ソフトをインストールしている環境でも動作する版 通常版は、脆弱性のある危険な外部ソフトがインストールされている環境では動作しません。
ダブルクリックなどのコマンド実行、右クリックメニュー、コピー、貼り付け、削除、右ドロップメニューなど動作しない場合、脆弱性のある外部のソフトウェアが原因ではないか疑ってみてください。
そういった脆弱性から守ることに加えて、このような危険なセキュリティの穴が開いている環境を検出する目的もあります。
AVX2命令を使用版 Intel coreの第4世代(Haswellマイクロアーキテクチャ)以降専用版です。
この辺りの情報が分からない場合は、使用しないことを推奨します。
なお内部動作に画面の描画が追い付かずにチラついたり、対応CPUでないと落ちたりしますが、通常版よりも高速、低負荷、低消費電力で動作します。
※申し訳ありませんがAMD系やARM系のCPUの事情は精通していませんので、各社の対応状況は保証しかねます。

6.デスクトップショートカットを作成する確認

 チェックボックスをONにしていると、デスクトップにショートカットを作成します。
 スタートメニューやタスクバーなどへの登録が必要な場合は、ご自身で登録ください。