[ヘルプTop] [戻る]

アプリケーションが落ちた時

 アプリケーションが落ちた時、このような選択肢が表示されることがあります。
 

 これは、Windows Vista以降で実装された再起動マネージャというOSの機能を利用して、アプリケーションの再起動を行う仕組みです。
 もともと、起動中のアプリケーションを強制終了したときに、アプリケーションの再起動を促す目的のもので、具体的にはWindows updateでOSごと再起動させる回数を極力減らす目的で作られたものと聞いています。
 この機能を利用すると、一般保護違反などのアプリケーションエラーを検出した時に、現在の設定をバックアップするチャンスをもらえるカラクリがあります。

 As/Rでは、アプリケーション終了時にタブ情報の保存をし、次回起動時に復元するという仕様ですので、アプリケーションエラーで落ちた場合は現在のタブの状態が失われてしまいます。
 そのため、落ちた瞬間に現在のタブ情報のバックアップを取って、再起動マネージャ経由で起動された場合は、そのバックアップを読み込むという仕組みを採用しています。
 具体的には、アプリケーションエラーを検出すると、ユーザーディレクトリに「backup.dat」という復元スクリプトを生成します。
 再起動マネージャ経由で再起動されると、再起動マネージャを検出した旨のメッセージを表示し、再起動を行います。
 この際に、エラーレポートを作成するコマンドの実行を選択することができます。
 (エラーレポートの作成コマンドに関しては、こちらの「エラーレポートの作成コマンド」を参照ください)



※再起動マネージャが適用される条件は、「アプリケーションが再起動マネージャに対応していること」に加え、「アプリケーションを起動して1分以上経過していること」という条件があります。
 おそらくアプリケーションエラーのループになることを抑止するための制限です。
※再起動マネージャによる復元は確実であることは保障されません。
 ESCキー押下や、Xボタン押下でキャンセルし、再起動しないでユーザーディレクトリにあるタブセットのスクリプトファイルのバックアップを取るというのも選択肢の一つだと思います。
[ユーザー情報の管理ディレクトリ]\Tabset\Tabset001.txt
上記から連番で作成していれば、Tabset010.txtまで存在していると思います。