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 3番目に大きな問題点


 現在、過去ときたら、次は未来です。
 ファイラーを取り巻く今後はどうなのよ?です。

 かつてエラそーに語ってますが、私は「ファイラー」=「ランチャー」だと思っています。(ファイル操作なんぞオマケにすぎないと断言しています)
 それに対してエクスプローラの向かっている方向は、明らかにビューアなんですよね。

 しかも重厚長大なファイルを扱うシーンが極端に増えています。
 Vectorさんの人気ランキングを見ると、やはり動画や音楽などが人気みたいですし、やはりその辺りが主流なんでしょう。
 私は全く興味ないのですが・・・(ヲィ
 そういった観点から見ると従来のファイラでは、エクスプローラの「見せ方」の足元にも及ばないように感じています。
 技術的な側面もOSリソースまで使われちゃ、個人製作のシロモノじゃ勝負にならんわと、愚痴の一つも言いたくなりますね。

 また、エクスプローラの向いている方向として検索が上げられますが、これは「あまりファイル管理しなくて良い」ってぇ側面があり、ファイル管理ソフトから真正面から否定するような概念であると考えています。
 そのため「ファイルの管理ができない人たち」が管理できなくても平気であるため、ファイル管理そのものの必要性や重要性が理解されない状況が生まれていると言えるわけです。
 (デスクトップにアイコンが50個くらい並んでる人って、結構居ますよねという事です)


 でまぁ、そういう状況を踏まえて、どこで差別化していくかとゆーのが大問題なわけで、実は大したネタがなくて困ってます。

 マウスジェスチャはOS標準機能へ向かう可能性もあるし、キーボードを主体とした操作系ごときでは話になりません。
 キーアサインのカスタマイズがかろうじて、ランチャを主体とした連携も若干・・・と言うレベルですかねぇ。
 そういった小さなことでも、チリも積もれば・・・とは言いますが、所詮はチリに過ぎないと言うこともできると思います。
 要するに、現在実装を検討している機能も含めて、敢えてファイラーを使う理由にならないのですよ。

 「新たに欲しい機能がない」「魅力的な概念がない」という所で行き詰っているのは、ウチだけでなく現在のファイラーと言うジャンルの限界と言うか、先行きが暗い状況になってる要因の一つではないかと感じているわけです。
 もちろん、この状況はファイラーだけではなく、デスクトップ環境そのものであり、メインストリームがネットサービスに移っていると言えるわけで、時代の流れだと認識しています。

 ネットでぐぐれば出てくる情報(最新)をローカルに保存(過去情報)したいと思いますか?それを管理する必要がありますか?
 むしろ、なんでローカル(情報の孤島)で作業する必要があるの?

 身近な素人に質問されて、とても困りました(笑)
 まぁ、しだいにファイラーが必要とされる事もなくなっていくのでしょう。

 本件に関しては、明確な答えも方針も持っていません。
 数年前からずっと悩み中で、ファイラー作成のモチベーションを下げた要因の一つです。

 意見のある方はこちらの掲示板にお願いします。
 意見交換用の掲示板(期間限定)



※迷走の例1
 新ユーザーインターフェイスへの対応
 マルチタップ・・・タッチパネル持ってないしー。
 音声認識・・・わりと便利だけど認識率がズタボロ。カツゼツ悪いのは仕様です。
 脳波誘導・・・私はニュータイプには、なれないようです。orz

※迷走の例2
 画像や動画のビューアとして特化していく。
 ある意味王道だが、ひねりが無いし、興味も無い上、サンプル量も少ない。

※迷走の例3
 2画面ファイラーのように、ファイル操作に特化。
 というわけで代表例として十数年ぶりに「あふ」を使ってみた。文化の違いに愕然。
 やっぱ、しっかり作りこまれてるなーって関心する反面、右ウィンドウの使用頻度が0と言う状況で挫折。
 使い手の素養がダメだということで、AKT氏に弟子入りするしか・・・

※迷走の例4
 コマンドラインファイラー、「close」とかコマンド入力してウィンドウを閉じるみたいなタイプ
 コマンドIDを公開しているため、コマンドランチャーを使えば想定していたことの9割以上が代用が出来たので意味なし。

※迷走の例5
 謳って踊れるファイラー。
 Seekerでプレビュー連動(設定にある)と、プレビューバーの延長線上にある概念。
 バックグラウンドタイプのプレーヤーのフロントエンド化。
 意外とマジネタだが、問題は絵心。

※迷走の例6
 インテリジェンス系の機能の実装。
 自動振り分けとか類似画像検索とか・・・実装がめんどくさいのが欠(ウボァー




※暴走の例
 合体変形、目からビーム、人型、自爆装置・・・は、以前やった。
 竜形態、水陸両用、必殺技の名前を叫ぶ事で技の発動(もちろん音声認識)とか




※補足
 ツリーが無くなる辺りの流れで、FTP接続とかWebDAVのサポートは確定の路線です。