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あまり隠してない隠し機能


 だいぶ増えてきたので忘れないように、公開しておきます。


●「アイコンのみ」表示モード
 コマンドID:32907で、この表示モードになります。
 主な使い方は、画像や動画のサムネイルを主体として、鑑賞に繋げていく作業のときに使います。
 画面の小さいスマホやタブレット用のソフトの画像選択画面などで、わりと良くあるタイプだと思います。
 ただしフォルダ遷移すると言う目的には全く使えませんし、フォルダの縮小画像もONにしてないと絶望的に使いにくいと思います。
 でもま、鑑賞用のために各種ビューアーに渡すとか、開きっぱのタブで使用という使い方をする場合は、意外と重宝します。

 これ、隠し機能扱いの理由は、オプションの「リスト」→「表示共通」→「アイコン取得方法」で「なし」を選択している場合、何も表示されなくなると言う仕様の不整合があり、機能の存在意義が微妙な点があげられます。
 それに、ヘルプを読まないで「どっかいじったらファイル名の表示されなくなった!」って言う人が出てくる予感がヒシヒシとします。
 というわけで、隠し機能になっています。

 ぶっちゃけ、タブレット機で使う用の試作品でもあるので、今後も機能が削られないか?は微妙です。
 アイコンモードも大分改善されてますし、かなり存在意義が怪しいです。


●ALT+ホイール回転
 リスト上でCtrl+ホイール回転すると、アイコンサイズを切り替える機能があるんですが、似たような操作も追加されてます。

[HKEY_CURRENT_USER\Software\AMA_Soft\Asr\Main001\ListMouse]
"AltWheel"=dword:00000001

 このレジストリ設定を追加すると、リスト上でALT+ホイール回転で、順次表示モードを切り替えていきます。
 これ、隠し機能扱いの理由は、隠し機能である「アイコン」「アイコンのみ」も含まれるからです。


●アイコン取得のスレッド管理
 トラブルシューティング的な意味合いが強く、普通の人 or 環境では違いが分からない「分かりにくい設定」ということで隠し機能になっています。
 仮想PCなどで、CPUコア数が少ない場合にシングルスレッド版使うのめんどくせーという時に、わりと重宝します。
 (シングルスレッド版は、コレに加えて、各種情報の分散取得、一括のメモリ開放などもスレッド分割しません)

[HKEY_CURRENT_USER\Software\AMA_Soft\Asr\Main001\ListDraw]
"IconThreadType"=dword:00000000

アイコン取得方法
 0:常にバックグラウンド処理(初期値)
 1:完全同期処理
 2:縮小画像を表示する場合のみバックグラウンド処理(アイコンの表示モードのみで見てる)


●リストのデスクトップ一覧から「ネットワーク」を削除
 遅いネットワーク構成の環境にいると、「ネットワーク」への遷移は、もはや完全に地雷以外の何者でもありません。
 というわけで、リストのデスクトップ画面からネットワークを非表示にします。
 また、ツリーや各種ジャンプ機能から呼び出した場合でもリストに表示しませんし、UNCパス指定から上位へも移動できません。
 もちろん「\\サーバー名\共有名\」のようなUNC呼び出しの場合は普通に開くことが可能です。

[HKEY_CURRENT_USER\Software\AMA_Soft\Asr\Main001\AppInfo]
"NoNetwork"=dword:00000000
 0:表示(初期値)
 1:非表示

 誤操作防止用としては、すこぶる便利なんですが、これも「いつの間にかデスクトップにネットワークが表示されなくなった!」って人が出てきそうなので隠し機能にしています。




 ちなみに、似たような理由で以下の設定も隠し機能化の有力候補になってます。
 ・オプション→全体→ネットワークの全設定
 ・リスト→表示共通→応答の速いアイテムのみ列挙

 つまり、高性能を売りにしてるソフトなのに、高性能な初期値でOFFにするという選択ですね。
 ヘルプを読まない人を基準にすべきか否か・・・機能数の安定期に入ってますので、またこのジレンマで悩むような段階になってきたのかもしれません。