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小難しい理屈

ファイル名の付け方

 「ファイル名の命名ルール」と言った方が良いかもしれません。
 簡単に言ってしまえば、後で困らないためのルール事例というのが今回の本筋です。
 今回も、ファイラーというより、管理運用の部類に含まれる一般教養ネタです。


 まず、小難しい理屈をグダグダ書いてますが、要点をまとめるとこの3点です。

名前をつけるルールを守るという意識を持つ!(最重要)
名が体を表す名前をつける!
複数存在する場合は数字をつける!

 ルールを設けるという考え方を、習慣付けることが一番重要なんですけど、一番おざなりになりがちなんですよね。
 私も結構ダメ人間で、気がついたら混沌の海に沈みまくってることが多々あります。
 そして、とても困ってます。(苦笑)
 まぁ、日々続けることが一番めんどくさいんですが、なるべくサボらないようにしましょう。

 特に企業やグループで作業する際には、その組織で決められたルールに従うのが鉄則ですし、そういったルールがないのであれば、なるべく早急に制定するべきでしょう。


 さて、2番目/3番目は一緒くたに説明していきます。

 「名が体を表す」というのは、そのまんまですけど、ファイルを開かなくてもファイル名だけ見れば、その内容が分かるというのが理想です。
 例えば、こんな名称だったらパッと見で内容が推測できると思います。
・田中(週報2015-06-01).xlsx
・タイプ練習-赤毛のアン1巻3章.txt

 逆にこんな名前を付けがちですが、後で混乱する名前の例です。
・新しいテキスト ドキュメント(2).txt
 (一時的に付けられる名前をそのまま使用すると、同じようなものが量産される事になる)
・議事録05.doc
 (いつの、何の、議事録なのかが既に分からない)


 ちょっと学問的に「名が体を表す」を考えてみたいと思います。
 最初に結論を述べちゃいますが、理想の形は「固有名詞もしくは所有格」+「対象の名前」+「数字」という組み合わせになります。
 上の例で言えば、「田中」が所有格、「週報」が対象の名前、「2015-06-01」が数字です。
 多分、上級者でも忘れがちなのが固有名詞や所有格でして、ファイル管理って何?という方は数字の部分になるでしょうね。
 これを、細かに分解して考察します。



 まず、「対象の名前」は、そのものの名称です。
 モノの名前なんですから、必ず「名詞」で付けましょう。

 「対象の名前」の名付け方も、英語表記、日本語表記、省略名称など、色んなルールがありますので、どういうルールにするのかというのは決めておいた方が良いです。
 たまにファイル名の先頭は半角のアルファベットとか、数字が良いと、よそ様のサイトで紹介をされている所もありますが、最近は全角インクリメンタルサーチなどが使えるようになっている時代なので、あまり気にすることはないと思います。
 もちろん並び順を確定させるという意味での数字はありですが、並び順なんて個々のPCの閲覧環境によって違うので、保証できるモノではないという認識は必要です。

 例えば、ファイル名にスペース使わない方が良いよみたいな話を以前しました。
 英単語とか、どうやってスペースを使わないで表現するかと言うと
 「FileSysBindData.cpp」
 こんな風に、単語の区切りの文字を大文字にするってぇ表記もあるんですね。
 ファイル、システム、連結、データ、C++のソースプログラムというのが、ファイルを開かなくても分かります、が・・・あまり使わないような単語の組み合わせですね。
 Sysがシステムの略とか、ある程度は場慣れしないと分かりにくいですが、プログラムソースなどには、わりと良くある命名方法の一種です。
 他にもアンダーラインやハイフンで繋いだり、色んな関係性を表現するような記述の方法もあります。


 次に、対象物に、固有名詞や所有格を付けのは、他に重複するものがなくなるような「一意的」な意味を持たせるのに使うものです。
 これがね、青木さん、伊藤さん、宇野さん、遠藤さん、小田さんとか、複数の人が居る場合には「田中」というファイル名の付け方に重要な意味を持ってきます。
 同姓同名の田中さんが居るようなケースが想定されるなら、フルネームを付けるのも良いでしょうし、会社などなら社員番号を振るというのも有効でしょう。
 (所有格って限定しちゃいましたが、当然目的格などを組み合わせるのもアリです)



 具体化の最後の手段の数字です。
 これは、連番、章、版、日付、年号などが代表的なものですが、もちろん識別番号、ID、固有の番号形態もありえます。
 これも、より強力に「一意的」な意味を持たせることができます。
 先の例だと、2015/6/1ってぇ明確な日付があるわけで、誤解のしようがないくらい日付がピンポイントで示されます。

 というわけで、先ほどの「田中(週報2015-06-01).xlsx」は、「田中さんの2015/6/1のExcelで作られた週報」というのが中身を見なくても分かっちゃうわけです。

 また数字の特徴ですが、ゼロ埋めにしておいた方が、あとで助かる場合が多々あります。
 ゼロ埋めって、イマイチ分かりにくいかもしれませんが1と書くか、0001と書くかという違いです。
 1(ゼロ埋めなし、別名ゼロサプレス)
 0001(ゼロ埋めあり、別名ゼロサプライとかゼロフィル)

 昔は、並び順とかに影響する場合もありましたが、最近では数字を認識して大小を判定するソフトが増えていますので、重要度は下がっています。
 ただですね、ずらーっと並べた場合、縦が揃ってるって見た目が美しいんですよ。
 で、美しく整理整頓されている所では、ミスを起こしにくくなるという、非常に大きなメリットがあります。

 ただこの方式にも弱点がありまして、桁数をあらかじめ決めておかないとダメなので、最大でどんな数字になるのか?というのを考えて名前をつけてやる必要があります。
 例えば、年は最大4桁あれば死ぬまで使えるでしょうし、月、日、時、分、秒は2桁しか必要ありません。
 そんな感じで、ゼロ埋めというものを考えればよろしいかと思います。

 もちろん、一括リネーム機能をもつソフトとかがあれば、こんな弱点は簡単に克服できますので臆する必要なんてないんですけどね。



 まとめです。
 ぶっちゃけ、こういった内容はウチのサイト以外の方が図解で示されてたりして分かりやすいんじゃないかと思います。
 よそ様のサイトも読んで、より良い方式を、模索するのも良いと思います。

 ただ、その考え方は本質的にどこも一緒であり、何十年も普遍な方法であり、知らなきゃタダの損ですよ、時間を無駄にしてるのに気づいてください・・・というのが、この記事の真の狙いだったりします。
 ですから概念に特化した記述をしてますので、ぐるっと回ってきて最後に読み直して、あー、そーだったんかと思っていただければ幸いです。