[Top][戻る]

メモリの掃除屋さん にゃお マニュアル

 for Vista,7,8,8.1,10,2008,2008R2,2012(x86/x64)
 ホームページアドレス:http://www.all.undo.jp/
 ※サポートは、ホームページ上の掲示板か、目安箱をご利用ください
 ※オンラインヘルプとしていますが、ほぼ同じドキュメントが配布ファイルに含まれています。



概要

 メモリの掃除屋さんの常駐版、非常駐版をリメイクして、Vista以降(Windowsバージョン6以降)専用として作り直したものです。
 軽量、極小というコンセプトは引き継いでいますが、旧作とは考え方、アルゴリズム、使い方まで全く異なります。
 単に起動するだけというお手軽な使い方ですが、作業中のアプリケーションをメモリ開放の対象から除外したり、CPU負荷量によって開放動作を抑制したり、わりとお利口な動作をします。

 やっている内容は全プロセスを列挙し、個々のプロセスのワーキングセットの縮小を行います。
 ワーキングセットをこまめに開放することにより、極端に速度が低下するスワップアウトが発生する時期を極力遅らせると言う目的で使用してください。
 OSの起動時にしか動作しないのに常駐されている自動アップデート系のコマンドやサービス、メディア制御のためのバックグラウンドサービス、パフォーマンス向上のためのキャッシュプログラムなど、特定のシーンでのみ使用される常駐コマンドが多い場合に効果的です。


※本作に限らずメモリ最適化ツールの類は、PCの基本性能を向上させるものではありません。
 むしろOSの素の状態よりも全体の性能は劣化しますが、非力なPCで最悪な状態を極力回避させる目的で作成されたものです。
 万能ではないので「とりあえずインストールしておく」といった使い方はせず、きちんと目的意識を持ったご利用をお願いします。




動作環境

 Windows Vista sp1以上
 Windows7 sp1以上
 Windows Server 2008
 Windows Server 2008 R2
 Windows 8
 Windows 8.1
 Windows 10

※Windows10の場合は、高負荷時の動作の設定を調整した方が良い場合があります。
 初期リリース版では初期値で構いませんが、2016年7月のAniversary update以降であれば「低負荷時のみ動作」にした方が良いケースが多いです。




インストール方法

 配布形態は、7zの自己解凍形式です。
 アンチウィルスソフトなどが悪さをしなければ、配布ファイルを実行すると同じフォルダーに「メモリの掃除屋さん にゃお」が作成されます。
 (どこにフォルダが作られるか分からないとか、フォルダーが作られないよ!という問い合わせは、貴方のPCにインストールされているどのソフトが悪さをしているか?という内容なので当方に聞いても分かりません)

 適当なフォルダーに展開することでインストールは完了です。
 32ビット版「x86」、64ビット版「x64」の配下に実行ファイルが格納されています。
 用途に合わせて常駐版か非常駐版の実行ファイルを起動してください。

 OS起動時に自動的に実行するには、スタートアップにショートカットを配置してください。
 (Windowsの使い方レベルの話なので、スタートアップにショートカットを作る方法は省略させていただきます)




アンインストール方法

 インストール時に展開したファイルをすべて削除すれば完了です。
 設定された情報は以下のファイルに記録されていますので、不要であれば手作業で削除してください。
 C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\MemClX\MemClX.ini
 なお情報表示ウィンドウを画面外に配置してしまった場合など、設定ファイルを削除すれば初期化されますので復旧作業の際はお試しください。




常駐版の使い方

 MemClX.exeで黄色で赤い鉢巻の猫です。
 使い方は、コマンドを実行するだけタスクトレイに表示されます。
 タスクトレイアイコンや、情報画面を右クリックすると、メニューが表示されますがコマンドは設定と終了しかありません。
 あらゆる操作が自動化されているので、従来のこの手のソフトにありがちな手動でのメモリ最適化コマンドも存在しません。

 重量級のアプリケーションを多用し、システム全体のパフォーマンスよりもメモリ効率を優先する場合に使います。
 使わないアプリがあると定期的に開放可能なメモリをガンガン開放していきます。
 (OSのメモリ開放の仕組みよりも積極的に開放していきます)

※CPU負荷が高すぎる場合、システム保護のための負荷監視機能によりメモリ監視処理は停止して自動開放を行わなくなります。
※タスクトレイに表示されない場合は、タスクトレイの設定を見直してください。(自動的に隠す機能はWindowsの設定です)
 もちろんタスクトレイに表示されていなくても問題なく動作します。


設定項目






非常駐版の使い方

 MemClXCmd.exeで白色で緑の鉢巻の猫です。
 使い方は、コマンドを実行するだけです。

 開放可能なメモリを開放して、即座にアプリケーションを終了します。
 主に、OS起動時に1度しか動作しないのに起動されている自動アップデートプロセスや、あまり利用しない各種サービスのメモリ開放を目的としています。

※何度も実行して効果が現れるものではありません。
 タスクマネージャのプロセスタブなどで、どのくらい開放しているか確認してみると良いです。
※ワーキングセットの開放命令は、即座に減少するものと、指令があってから時間をかけて減少するものがあります。
 それらの違いはタスクマネージャなどで、観察してみると面白いでしょう。
※ゲーム、ブラウザ、開発ツールなどのように、大量にメモリを消費するアプリケーションを利用している方にお奨めです。
※制御権がないプロセスに対しては開放できません。
※ワーキングセットの開放を行うと、メモリの再割当てによるアプリケーションの遅延が発生する場合があります。
 ほどほどに節度ある利用をお願いします。
※非常駐版は、拙作のファイラーのAs/Rの外部コマンドから、単体配布してほしいとリクエストのあった機能を抜き出したものです。
 As/Rをご利用の方は、そちらをご利用ください。
 (本作は、As/R同梱版とは異なり本体との連係動作をしません)

 作者の使用例です。
 最近はだいぶ改善されましたがメモリを無駄遣いしまくりで掴みっぱなしにする某ブラウザ、サービスを山ほど立ち上げる統合メディア管理ソフト(iTu○e)、OS起動時に1度しか動作しないはずなのに無駄に起動されている自動アップデートサービス(Ad○be製品全般、NVI○IA製ドライバ)などを主なターゲットにしています。




アイコンについて

 旧作のメモリの掃除屋さんと同様に、著作権はLINO氏にあります。
 ご協力に心から感謝します。




使用条件

 下記の使用条件を承諾した場合のみ、本ソフトウェアの使用を認めます。
 使用条件を満たせない場合は、速やかにアンインストールおよび配布ファイルの削除を行ってください。
 また使用条件から逸脱した言動が見受けられた場合、本ソフトウェアを使用する権利が剥奪される場合があります。